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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『77』 討伐戦線、響キ有リ

 薄暗い空間の中、ドラゴンが居るところへと向かって歩いています。相変わらず、ドラゴンさんの泣き声がバリバリ聞こえてきます。

 はふぅ~、ベテランさんも面倒なことをしてくれちゃったものだよ。ちゃんとそういうことを確認してからやらないとね。ゲームとは違うんだから。

 ゲームだったら何ともならないようなことが、リアルだと本気でどうしようも無くなっちゃうときにだってある。今、まさにそれだし。その言葉がピッタリと合っちゃうよ。


 ちょいちょい地面も揺れている。ドラゴンが怒って暴れているから揺れているんだと思う。これはもう、”激おこプンプン丸”と言うしかございませんね。


 って、ふざけている余裕なんて無いけど。






 ____ゴァァァァァ!!!!_____






「うっわ、ちょーウケる」


「ウケないウケない。どこにもウケる要素なんて無いから」


「良いじゃん、良いじゃん。存分に楽しませて貰おうじゃねぇかぃ!!!!」


(何か、変な盛り上がり方をしているんですけど!?これは一体………私はどのように相手をすればよろしいのでしょうか!?)



 何故か楽しそうにしている2人の反応を見て、私は結構引いている。何がそんなに楽しみなの?どうせ、いつものように私に押し付けるんでしょ?また1人で戦わなくちゃいけないって感じなのかな?

 攻略だって始まったばかりだから、そんなに体力を使いたくないんだけど。こんなことばっかりされていたら、疲れすぎて戦っている最中に倒れちゃうんじゃないのかな?


 明らかにサボろうとするのを見たら、無理矢理でも戦わせるしかないね。絶対に何が何でも戦わせるから。「嫌だ」みたいなことを言い始めた瞬間、2人には私の炎のパンチを食らわしてあげようって考えているところです。


 道を歩いていくと、さっきまでよりも少し明るくて開けば場所に出た。ここがドラゴンが出てきた場所、って事で良いのかな?

 この場所の正面の奥の方に、大きい卵みたいなのを見つけた。あれがベテランさんが触って、こんな事になるきっかけになった卵っていうことだね。


 でも、肝心のドラゴンが居ない。さっきまで泣き声がずっと聞こえていたのに、何事も無かったかのように静かになっている。これもこれで怖いんだよな………どこから出てくるか分からないっていう怖さがあるから。


 辺りを警戒して、場所全体を見てみる。

 すると、上の方からドラゴンの鳴き声が聞こえてきた。その鳴き声をラークさんと私がビックリして、ユーリさんは「ウェッヘヘッイ!!」とか謎なことを言い始めていた。

 その鳴き声は、どんどん大きくなっていった。でも、どこを見てもドラゴンの姿なんて見えなかった。






 _____ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………_____






「ん?何か、揺れてねぇか?」


「ま、まさか…………地面から出てくるんじゃねぇだろうなぁ………?」


「……………ッ!?ヤバっ………!!」






 ____ゴゴゴゴゴ…………ドゴォォォォン!!!!____






「本当に地面に出てきたぁぁぁ!!!!おっ、おっと。危ない危ない………地割れがえげつない………」


『グルルル…………ガァァァァアアアアア!!!!』


(真下から出てこられたらマズかったね………でも、それぐらいで安心できるっていう感じでも無さそうだね)


『……………貴様達、何をしに来た?私の子を狙っているつもりか?そうならば、この場で消えてもらうぞ!!』


「どんな生き物においても、女って怖ぇな」



 目の前に、卵の親と思われるドラゴンが地面の中から豪快に出てきた。口元の牙の隙間から炎が溢れ出していて、相当お怒りになっていることが嫌というほどに伝わってくる。


 後、普通に喋っていた。森の中で戦ったときの竜も話していたよね。ここの動物って、喋れるスタイルで生きている感じみたいですね。

 

 …………それにしても、森の中で戦ったときの竜よりも倍以上に大きい。筋肉の付き具合も相当な物だった。本当に雌なのかなってくらいのいかつい見た目をしている。

 正直言って、勝てるかどうかは分からない。助けを呼んでも、その間に攻撃される可能性だってある。ここは、私達だけで攻略しないといけないみたいだ。


 私は剣を抜いて、お怒りのドラゴンに向けて構えた。このドラゴンに勝たなきゃ、これから先のことには立ち向かえない。ここで勢いを付けないと、攻略が厳しくなる。


 絶対に………勝つ!!!!

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