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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
ALIEN ALIVE ALIGHT

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⟬88帖⟭ 千明「ねぇ、いつになったら出番があるのよ!?」

亀が立ち上がったタイミングで降り立ったフロアを散策する。今のところ敵の気配はしないな。さっきまでのステルス武装集団は来ないみたいだ。


あの手の武装集団は私達には数的有利であっても簡単に無力化されるってことが分かったんだから、無駄に戦力を削るような真似はしないだろう。


今度は魔術やら何やらを使ってくる異能力集団でもぶつけてくる気かな?最初から異能力集団をぶつけておいた方がまだ勝機はあったんじゃないのかな?


様子見だとしても、透明化出来るだけの武装集団を送り込んでくるなんて、侵入者に対しての迎撃にしちゃ…ちょいと手緩いな~という印象。



「いってぇ……マジで。床にケツ穴ファ○クされたわ。本当に最悪だわ」


「はいはい。おめでとうございます」


「何にもおめでてぇことなんて無ぇんだが?」


「亀梨さんに当たり強めの姉様、面白いですね」


「当たられている私は何一つとして面白いことなんて無いんだが!?」


「亀、あまり大声出すと敵が集まってくるから」


「そうだぞ。亀ちゃん」


「かーめ」


「かーめ」


「うるせぇ!!」


「姉様達も亀梨さんを煽るようなことを言わない方が良いですって」


「こうやって亀を囮にして敵を炙り出すっていうのも名案なんじゃねぇのかな?って思われ」


「ちょいちょい、死にやすい私を囮にするとか……どうやら、最前線組様は弱き存在を挫くのが上手いらしいな」


「言うて、なんだかんだ囮になりにいってるのは綾音だったりする」


「そう言えばそうだね」


「私は他人にそういうことを押し付けない主義なんだなも~」


「美紅先輩の影響なのかな?」


「美紅先輩は後輩とかには凄い優しいですもんね。自分よりも立場が下の人間には凄い優しく接してくれる。代わりに目上にはバチバチに当たり強いのがね………」


「年上とやり取りしているところだけを切り取ると、年下にも同じように……もしくは、それ以上に冷たい対応をするのかと思いきや、そんなことは全然無いっていうのが姉様の良いところ」


「私も赤西も本当に良くしてもらってるからな。綾音の友達ですか?って……てか、クエストバーサーカーの歴も年齢も下の私達に敬語で話してくれてるのが申し訳無い」


「ジジババには「おい!!ジジイ!!動けや!!」って怒鳴りまくってるのにね。美紅先輩がベテラン勢と言い争いしてても、美紅先輩の覇気に気圧されてベテラン勢が大人しくなるってところをよく見る。美紅先輩が気圧されているところを見たことない」


「そういう経緯があって、お兄ちゃんに楯突くジジババは、少なくとも総督府には存在しない。お兄ちゃんには敬語使ってるくらいだし。「テメェは俺達の何倍の人生を歩んでいて、敬語も使えねぇのか?」って凄まれて敬語使うようになったという」


「流石にちょっとやり過ぎなんじゃねぇのかな?って思ったり思わなかったり……」


「あれくらいにゴリゴリにバチバチに強気でいかないと最前線組なんてやってられないよ。赤西も亀も分かる日が来るよ」


「私達は強くなる目標はあっても、最前線組に入るっていうのは遠慮しておきます」


「えー、そんなこと言うなよ~ん」

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