⟬83帖⟭ 赤Nissy「ぴぇぇぇ…………(இдஇ`。)」
⟬ぐぎゃぁぁぁっ…………!?⟭
⟬ぐべあァァァ……!!⟭
⟬ごぺだぁ…………?!⟭
____ビチャビチャビチャ…………!!ドチャ、ドチャ、ドチャ、ドチャ…………____
「敵自体も透明………?しかも、気配までも……?」
「まぁ、初手はこんなもんだろ。お互いに」
「こんだけ派手にかましたのが、初手レベルって……」
「ホンマ怖いわ、最前線組ぃ……」
私は死んだことによって、透明化が解除された敵の死体のところへ向かう。
血塗れになりすぎていて人の形だったものは、何がなんだか分からなくなっていたが……武装に関しては思ったよりも綺麗に形が残っていた。
襟首辺りを掴み、片手で引き揚げるようにして武装を見て分かる範囲で考察してみる。
その引き揚げた死体の武装を外して透明化や気配を完全に消すシステムをどうやって成り立たせていたのかを調べる。
何となく分かったことは、透明化は完全に武装に依存する形で行っていたこと。気配を消すことについては、当人達の能力を増幅される機能によって行われていたのが分かった。
脱がせた武装の上着の内側に起動スイッチのような物があった。それを押して見たら武装に透明化になったのだ。
さっき私が放った魔術も結構な出力でブッ放したはずなのに、武装自体にはダメージが無かった。
さっきの魔術は触れた対象の内部破壊を行うから、どれだけ強固な鎧を身に付けていたようが、体に及ぶダメージは変わらない。
無駄に防御力の高い武具とか使ってくるんだろうな~っていうのも予め考えて術式を構築したので。粗方予想通りだったと言えましょう。
けど……"弾幕炎"を使って、肉体は人の形の原型も留めていないくらいにグチャグチャになっていて内蔵も飛び出ているのに……それだけの攻撃を耐えるなんて。
後、めちゃくちゃ軽い。持った感じだと200グラムとかそんなもんじゃないのかな?スーパーで売ってるカレールーと同じくらいの重さ。
発泡スチロールか何かで出来てるんじゃないの?っていうくらいに軽量化がされている。これだけの軽さがあって……あの耐久値か。
半端じゃないですよ、これは。
「何か分かりましたか?」
「んー、何となく使い方とかは分かったんだけどね~。どういうテクノロジーで開発されたのかっていうのは分からん。めっちゃ軽いし、さっきの私の魔術でも傷という傷が見当たらない。今でも普通に使えるし」
「マジですか!!」
「身に付けている本人達がグチャグチャで、映像化したらモザイク必須な状態になっているのに、装備品だけは綺麗に残っているって……」
「これも総督府に持ち帰って調べてもらうか。サージェスのジジイなら、こういうことを調べるのだけは得意分野だし」
「持って帰るついでに着ていきません?死体の男もそれなりの図体なので、上下共に私のサイズはピッタリそうですし」
「捲ったりしても使えるようだし。パッと見、迷彩の柄物の長袖みたいなもんだしな。フードも付いているし。私服としても割と好きかも」
「赤西さんと亀梨さんも着ちゃってください~♪」
「「あっ、はい…………」」




