⟬64帖⟭ 綾音「お呼び出し」
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朝飯を食った後、私のLINEに柊さんから総督府に来てくれというメッセージが来た。
何の用なのかを聞いてみたら、緊急クエストみたいのが入ってきたから私とシャゼラにこなしてほしいとのこと。
お兄ちゃんは別件で行けなくて、私とシャゼラ以外の楓組の3人も楓の仕事が入っていて無理。希世姉は面倒臭いからって断ったとのこと。
希世姉……絶対ェ文句言ってやるからな。後で回転寿司奢ってもらうか。お前の皺寄せが私達に来たんだよ!っていうのをチクチク言って金出させる。
回らない寿司じゃないだけ有り難く思え!っていうのも付け加えて。
総督府に着いた私達4人は応接室を案内され、先にソファに座って待っている柊さんの対面に据え置かれているソファに座る。
タバコを咥えて火を付けてから柊さんに今回の呼び出しの理由を訊ねる。
「今回の呼び出しの件は何でしょうか?柊さん」
「姉様、私にも1本ください」
「おけおけ」
「灰皿は目の前のヤツ使って良いから」
「ういっす」
「私と亀も一緒で良いんですかね?」
「未琴ちゃんと夏奈ちゃんにも、もう少し上のレベルのクエスト……戦いというのを体験してもらう頃合いかなって思ってさ」
「そ、そんな……私と赤西は、綾音やシャゼラちゃんみたいに最前線組と比べちゃいけないくらいに実力の方は高くないですよ!?」
「そうですよ!!第三次世界大戦の時だって私達は何も出来なかったんですから。後方部隊の安地で何となく参戦したっていうだけの存在だったんですから」
「最前線組以外の采配は適当だったからね。実力を見て部隊を組んでいくっていうのが戦争の規模的にも広がり方的にも時間が足りなかった。適当だったからこそ、犬死にになったクエストバーサーカーも居る。だから、あの時の采配は特に気にしなくていいよ」
「そ、そうだったんですか」
「この2人だって私達みたいに場数を同じくらいにこなせば、最前線組に入れるくらいのポテンシャルはあると思うんだよな~。いのりさんよりは絶対に強くなるよ」
「あのヤ◎マンクソビ●チって最前線組でしたっけ?」
「一応だったか、お兄ちゃんが外したのかは忘れたけど。居たっていうことは間違いない事実ですしおすし」
「いのりさんか……綾音は勝てると思う?」
「いのりさんの幻魔術って言うほど居たって火力高くねぇしな。シャゼラがスキルだけで弾けるようなもんだよ。出力全力でもシャゼラの雷スキルで消し飛ぶ程度の火力しか出せん雑魚丸よ」
「シャゼラちゃんがチートなだけなんじゃないの?」
「んー、どっちもなんじゃね?なっ、シャゼラ」
「………………はい?何か言いました?書類見ていて聞いてなかったです。何か重要な話でもしていました?」
「いや、別に。聞いてないなら聞いてないで、全然大丈夫などうでも良い話よ」
「なら良いんですけど」
「シャゼラちゃんの強さがレベチだよね~って話をしてた」
「レベチなんですかね?私の実力は?」
「異名で"規格外"とか呼ばれるくらいなんだから相当やろ」




