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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第百十三帖】◉◈

「それを言うなら、優香に言ってくれ」


「どっちもどっちや」


「優香、芽郁さん、大人になりましょ」


「一番千春には言われたくない言葉よのう」


「はぁ?」


「一番情緒不安定なくせに何を自分はマトモみたいな勘違いしてるのかが理解できないにゃ~」


「死ね」


「そーゆーとこダゾ☆」


「芽郁さん。新興勢力の前に、このクソメガネぶっ殺していいですか?」


「任せる」


「うわっ、ひっでぇや。てか、カラオケ行きたいんだが」


「急すぎるわ。いきなりどうしたんだよ」


「最近行けていないんだもん。NEWSとKAT-TUN、せっかく色々と覚えたから歌いたいんだけど。ヒトカラすらも行ける時間が取れない総督府………まぁ、抜けてる今でも時間取れてないけど」


「そういえば、優姉ちゃんって歌上手いの?」


「意外と上手いのビックリ。けど、原曲を忠実に真似るから。NEWSで手越のパート歌っている時がスゲェうるさいんだよ。うるせぇからマイク切ってもうるせぇから意味ないんだけど」


「声量化物なのも遺伝なの……?」


「言うて、千春もマイクの音量ゼロって歌ってるじゃん」


「マイク入れると、声量のせいか分からないけどハウリングが起こるから基本的に切ってる」


「張りすぎなんだよ。歌う時にずっと声張る必要ないでしょ。張りっぱなしでよく声潰れたりしないね」


「って、言われてもボイトレとかしているわけじゃないからな…………別に、歌手になりたいわけでもないし」


「独学でそれなりなら、ちゃんとトレーニングすれば本当に上手くなりそうなもんだけどね。綾音さんとかシャゼラさんも凄い練習したって言ったもんね……優姉ちゃんとちぃねぇも練習してみたら?案外、そっちでも生きていけそうじゃない?コネとかもあるわけだから、実力さえ付いてくれば何とかなりそう」


「芸能界、言うほど興味ないっていうか………身内に居るから、何となくしんどそうなのが見えてくるのが分かるっていうか………あんな出来る人が限られてくるような、縛りの多い世界で生きていきたいとは思わないかな?」


「うんうん。私も優香と同じ考えかな~」


「まぁ、人生は人それぞれだからね。私がどうこう言う権利は無いけどさ。なんか勿体無い気がしなくもないんだよな………」


「でも、選択肢の一つとしてはアリかもね~っていうのはあるよ」


「選択肢の一つとしてアリって言えるだけ凄いと思うけど」


「私が凄いんじゃなくて周りが凄いだけ。楓組とかじいちゃんが居るから、私も目指す気になれば何とでもなるっていうだけ。そこの繋がりが無かったら選択肢に入れてないよ。そもそも、今更っていうのはあるし。綾音さんとか高校生からでしょ?シャゼラさんに関しては中学生の時だし。流石にちょっと出だしも遅いのかな……っていうのも感じるし」


「あの2人は最前線組だから戦闘に特化した才能っていうよりも、元から華があったり芸能分野での才能の方があったしね………戦闘能力では私達が上だとしても、楓のツートップのあの2人のようなキラキラしたもんは持ってないもん」


「逆にあんな芸能人って感じなのに、寧ろ第三次世界大戦で戦場駆け回って無双していたっていうのが異常なくらいだと思ってる。総合的な面で言ったら、あの2人には勝てない絶対的なスペックの差がある」


「そ、そんなことないと思うけどな……」

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