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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第百十二帖】◉◈

「覚醒っ!!(`・ω・´)ゞテイッ」


「テイッじゃねぇんだよ。クソメガネ」


「私も?」


「いや、綾音さんじゃない方のクソメガネ」


「姉さんのことも遠回しにクソメガネって言ってるのは笑える」


「言われ慣れてる」



そんなもんに慣れるようなことしかしてないから、ろくでもない人間になるでしょうに。



「あー、なんか………ちょっと喉の奥が乾燥しているかな。乾燥しているのに、ちょっと粘着質の何かがまとわりついているような………」


「さっきの山本の脳ミソ食った時のあれじゃないの?」


「まぁ、別に変な病気とかでもないでしょ。山本のアレっていうのが濃厚っていうこともある。勢いでやるもんじゃなかった………久しぶりにやったかな。ああやって直接口から取り込むの。20年以上前だよ?この前にやったのは」


「そもそも何回かある時点でおかしいことなんですけどね」


「そういう特性なんだから仕方無い。シャゼラ、これからどうするの?」


「やることないなら帰るつもり」


「私もそのつもり。芽郁さん、何かやることってありますかね?」


「特に無い………かな?」


「分かりました。優香と千春も連れて帰ってもいいんですかね?」


「いや、この2人には少し居てもらう。やっぱり、メインで動いてもらっている2人だから」


「えー、なんで居残りなんですかー?居残りとか高校の補習以来っすよ」


「そんなことないでしょ」


「うん。そんなことないね」


「じゃあ、私とシャゼラは帰るね。シャゼラ~、帰るよ~」


「うん。千春、優香、頑張ってね」


「あぁ、うん」


「おけです~」


「うちらも帰ってもやることあるし」


「そうだね………あの2人が見えないところでもフォローはしておかないと。2人の実力なら、そこまで心配することもないけど、何かあったら怖いしね………」


「杞憂で終わればそれが一番だよ」



何、話してるんだろ。よく聞き取れないな。


優姉ちゃんとちぃねぇが近くでギャーギャー猿みたいに騒いでるせいで、帰っていく2人の話し声が聞こえない。


表情とかうっすら聞こえてくる声の雰囲気的に深刻そうな話をしていそうなんだが……


バカ姉貴2人がうるせぇ。本当にうるせぇ。クソうるせぇんだよ。



「あの世界は………多分、新興勢力のトップは絡んでないと思う。山本が殆どコントロールしていたようなもんだから。これである意味、振り出しに戻ったみたいなところもあるからさ………はぁ、タバコの本数が増えちゃうし、ろくなことないよー」


「直接携わってんの私達なんすけどね」


「そうですよ。私達の方が大変に決まってるじゃないですか!!」


「分かってるって」


「てか、元から割とヘビースモーカーじゃないですか、芽郁さんって。そんなに吸ってると本当に肺腐りますよ」


「言い方よ!!」


「間違ってはないじゃないですか」


「間違ってはないけど………いや、腐ることはないでしょ。汚くはなるけども」


「大差ねぇっすって」


「タバコの話よりも、もっとするべき話があるんじゃないの?」

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