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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第八十三帖】◉◈

私は草履を履いて2人が出掛けられる準備が終わるまで待っているんだが………いつまで経っても、草履の一つも履こうとしない。ずっとキャッキャウフフ猿みたいにイチャイチャしてて先に進まない。


アホなんか?さっさと草履履けやって思う。慣れれば気になんねぇだろ。初めて履くから違和感はあるのかもしれないけど………そんな余裕が無いことくらいは分かってるよね?


履くのが草履くらいしか無いんだから、我慢して履いてくれって思う。いちいち五月蝿いんだよ。ここは動物園じゃねぇんだわ。


2人には「さっさと履けや」って無理矢理草履を履かせて外へと赴いた。


そして、近くにあったタバコ屋でキセルを買わされた。普通に現代の通貨で買えたし、何故か夢の中まで寝る前に持っていた現金がそのまま反映されていたから。


多分、優姉ちゃんもちぃねぇも同じように持っているんだろうけど………

そうなれば私よりも手持ちの金は多く持っているはずなのに、なんで私に買わせるようなことをしたのだろうと疑問なのだが。


それは構わないんだけど………ちぃねぇの分と自分の分を買ったし。

私は転生しているから昔の道具やら何やらも使い方は分かるから良いとして、優姉ちゃんまで普通にキセルを吸えるのにビックリした。

ちぃねぇはどうすればいいか分からなくて優姉ちゃんに使い方教わって吸っていた。


「なんで使い方知ってるの?」って聞いたら、「前に柊さんから貰ったのを使ったことがある」という。誕生日プレゼントで柊さんから結構高めのキセルを貰ったらしい。


その時に使い方を教わって覚えていたみたい。もう、キセルとか吸ったことある時点で女子大生じゃないやろ。中身が武士だよ。


格好も相まって、いかにも江戸時代の遊び人って感じがする。



「あぁ……ちょっとタールキツめやな………けど、これがいいんだけどね」


「五感まで綺麗に再現されるんだね。まさか、夢の中でヤニクラみたいのを体験するとは思わなかったわ………普通にVRとかそんな感じなんだね」


「感覚としては、MR空間みたいな感じで良いのかもしれないね。ソードアートで言ったらアリシゼーションの……あれ、なんだっけ?セントラル・カセドラルじゃなくて」


「ラース……じゃなくて。なんだっけ?あっ、アンダーワールドか」


「そうそう。それそれ!!そんな感じの認識で良さそうだね。進む時間とかも、こっちの方が数百倍とか早いんでしょ?」


「パクりとか言われそうだな………」


「パクリっていうか、夢の中の時間を計算すると、だいたい現実の時間と比較でそんなもんだからっていうのがあるからパクりにはならないでしょ。世界観のそういうところがビミョーに似ているだけで、他は全然似ていないんだから」


「それもそっか。人工フラクトライト的なものも無いわけだし。バーチャルリアリティっていう概念じゃないしね」


「ファンタジー系はどこかしらは被ってくるもんなんだよ。寧ろ、白銀少女は被っていない方だと思うよ?異世界にオジサンやらニートやら陰キャが転生するっていうのが何個あるって話だよ。そもそも、異世界行ったきりっていう設定なんて腐るほどある。行き来できるパターンなんて稀でしょ」


「それもそうね」



キセル吸いながら何の話をしているんだ。このメガネは。

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