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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第八十二帖】◉◈

「私も素足に………」


「ほらっ、優姉ちゃんが変なこと言うから。ちぃねぇだって真似しちゃうじゃん」


「真似しろなんて誰も言ってないんだから、私のせいじゃなくね???」


「嫌、ちぃねぇは優姉ちゃんの影響とかモロに受けるタイプなんだから、そこら辺は自分の影響力とか考えてほしいな。そうじゃなくても、優姉ちゃん達が起こした脱退騒動が総督府で今になって事が大きくなってるから。裏の事情が一気に漏れちゃって、総督府への抗議が殺到しているみたいだし。何よりも、脱退する人達が増えたり、別の支部への転籍をしたいっていうのも急増しているみたいで………柊さんから芽郁に「とんでもないことになってるよ。総督府」って連絡が入ったらしい」


「そんなん、お前らの責任じゃんってしか言いようがなくね?自分達が撒いた種じゃねぇかって。私達に文句言われてもどうしようもねぇじゃんかって話だよ。そもそも、私達は脱退して総督府とは無関係な立場になってるんだから、お前らがとやかく言ってんじゃねぇよって言いたいわ。一応はお前らも合意の上での脱退なんだから」


「まぁね。今さらどうこう言われてもね。しかも、柊さんもちゃんと立ち会った上での脱退……契約解除って流れだったんだから。何を今さら文句を言ってるんだろ?って話」


「文句言われたん?」


「文句っていうか……小言だね。「もうちょっと我慢してほしかった」とか「結憂は昔からああいう感じなのは分かってるはずでしょ?」とか………それ、私に言われても知らねぇし」


「文句あんなら私に言えばいいだろって思う。祐に言ったところで何になるっつぅ話だよ」


「優香に言っても「あっ?なに?テメェらが納得の上での脱退だろうが!!」って怒鳴られるのが目に見えてるから言わなかったんじゃない?そういうの言わなそうな祐に言ったのは、気持ちは分からんでもないかなって」


「この話止めよう。なんか腹立ってくる」


「こっちとしては終わった話をいつまでも引きずられても困るしね」


「てか………草履ってこんなにユルユルなの?ビーサンよりはフィットするくらいな感じなだけなの?なんか、もう少し脱げないような感じに作れなかったの?」


「草履の文句は江戸時代の人に言ってくれ」


「草履ってもっと前からじゃね?鎌倉とかそんなんじゃなかったけ?あれ?平安からあったっけ?」


「知らねぇよ。私に聞くな」


「何回も転生してるなら分かるだろ」


「その時の時代の日本には来てないんだよ。あんまり。貴族とかの格好は覚えているけど、貴族は草履みたいなの履いてなかったし」


「まぁ、脱げたらドンマイってことでいいか。地面立たなきゃいいか」


「ドラえもんみたいにずっと少しだけ浮かんでいるつもりなの?」


「3ミリ浮くとか器用なことは出来んけどな」


「ドラえもんって3ミリ常に浮いてるんだっけ?」


「細かいところまではよう分からん。浮いているっていうのは間違いないっぽいっていうだけ」


「うわぁ……!!なんか、足の裏モゾモゾする………落ち着かねぇ………」


「黙って草履も履けねぇのか、お主らは」

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