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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第六十二帖】◉◈

「祐がタバコ持ってきてくれたら一服するか~」


「そうしようか」


「一服したら泡風呂でも入るかどうかって悩んでる」


「入ったら良いんじゃない?悩むようなことでもないでしょうよ」


「あれ、勢い強すぎると腰居たくなるんだよ………」


「そんな優香って体ボロボロだったっけ?」


「ボロボロっていうか………あちこち痛いっていうだけ」


「それをボロボロって言うんじゃないの?それでタバコ吸ってたら内臓までやられてんじゃん」


「自分を追い込むってこういうことを言うのかな?」


「追い込み方間違ってない?死ぬ方に追い込んだって意味ないんだけど?」


「タバコはあれだけど、膝と腰とかは自分の意思とは無関係でござる」


「そりゃ持病の神経痛なんて好きになる人間なんて居ないでしょ。好きで居たら、それこそ真のマゾヒストだよ」


「私はそこまでドMにはなれなかったなぁ………」


「そこまでになったら流石にドン引きするよ」


「関わらないとまでは言わないんだね」


「まぁ、実際にそうなるとは思わないから。変人だけど、意外とマトモなところと真面目なところがあるのを知っているから。マトモぶっている日本人の過半数の方が頭おかしいくらいには思ってるよ」


「褒め方が何てリアクションすればいいか分からん褒め方やな~」


「ちぃねぇ、優姉ちゃん。タバコ持ってきたよ。優姉ちゃんのタバコ、セブンスターで良いの?」


「あれ?また銘柄変えたの?セブンスター前にも吸ってたよね?」


「元カレやで」


「言い方が嫌なんだけど。タバコのことを元カレとか言うヤツ初めてだわ。………前々から言ってたっけ?」


「言ってた言ってた。一時期元カノとも言ってた」


「それは覚えてる。なんで女なのに元カノって言い方してんだよって思ってた。あれ?普通に言ってたっけ?」


「言われた言われた。何にも考えないで言ってたから「そういえばそうじゃん!!」ってなって元カレにした」


「あんまり変わってないんだけどね………」


「セッターって、なかなかクズ男みたいなタバコ吸うんだね。優姉ちゃんって。一時期パーラメントとか吸ってたなかった?」


「吸ってた吸ってた。今もたまに吸ってる。値段が安いからラッキーストライクの安いの吸ってるっていうだけ。本当はパーラメントとかアイスブラストとか吸いたいもん」


「禁煙って選択肢は?」


「それは無いな、今のところ」


「禁煙はNOっていうのを即答するのが喫煙者あるある」


「そりゃそうでしょ。喫煙者なんてタバコ止める止めるって止める気無いのが大半なんだからさ」


「「本当にそう」」


「てか、吸わないの?私とちぃねぇはIQOSだから良いとしても、優姉ちゃんって紙タバコだから湿っちゃったらアレじゃない?」


「一応gloもポケットに入れておいたんだけどね」


「あーね。そっちにする?」


「別にいいや。そのセブンスターも数本くらいしか入ってないから」


「一服しようか~」


「あれ?優姉ちゃん、ライターどこにあるの?ポケットの中とか探したけど、ライター入ってなかったっぽいけど?」


「箱の中に入れてるから大丈夫」


「もう、タバコの箱の中にライター入れ始めたらオジサンやん」

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