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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第五十六帖】◉◈

「じゃあ、私も着替え持ってくるから。さっき行っててもいいよ」


「待ってるよ。どーせ、浴場行くまでに迷子になるでしょ?千春の事だし」


「うん」


「即答かい」


「だって、分かんないもんは分かんないだもん」


「そんな千春って建物内方向音痴だったっけ?」


「何て言った?なんとか方向?」


「建物内方向音痴」


「………………………………???」


「通じてないでござるか?」


「あまり理解できていないでござる」


「そんなに難しいこと言ってないんだけど?」


「手越様、部屋の案内の方はいかがいたしましょうか?」


「大丈夫です。目の前に知り合いの2人が居るみたいですし」


「「ん?」」


「とりあえず、お風呂だけ先に入っちゃいますわ。荷物とかは魔術とか使って適当に転移させておくので大丈夫ですよ」


「かしこまりました。では、ごゆっくりお休みくださいませ」


「はーい」


「祐、ようやく来た」


「ちょっとね………芽郁の飲みに付き合わされちゃってさ。飲み足らねぇっつって私までも飲まされたんだよ。あの飲んだくれ……一応、今は私は中学生っていうことを忘れてるんだろうか?」


「まぁ、良いんじゃない?てか、結構飲んだの?」


「黒霧島一升は飲んだね。プラスでテキーラとかウイスキーとか……ワインも飲んだな」


「チャンポンやな」


「そんな飲み方してよくぶっ倒れないね」


「昔から酒は強いから。そういうのまで反映されていたのは有難いけどさ………さすがにちょっと気分は悪いよ。頭痛いとか気持ち悪いとかは無いのが幸いってところかな?」


「私、そんなことやったら記憶飛ぶどころか緊急搬送レベルなんだけど………」


「同じく」



だから、ちょっと祐の眉間にシワが寄ってるのか。なんか具合でも悪いんかな?って思ってたら、芽郁さんに酒飲まされまくってたんだな。


祐は魔術を使って用意されたから部屋から転移させたであろう作務衣を持って私達と一緒に風呂に入ることになった。

酔っ払っていても、ちゃんと転移術式の細かい座標指定できるのが凄いわ。優香でも少しでも酒入ったら調整が出来なくなって、変なところに色々なもん転移させるからね?


家に忘れてきた刀を自分の手に転移させようとしたら、なんでそうなったのか分からないけど……モバイルバッテリーを転移させてきたこともあったから。


しかも、自分の手の中とかじゃなくて、私の頭の上に転移させやがったから、そのまま私の頭にモバイルバッテリーが降ってきたよ。


狙ったんじゃないのかなっていうくらいだったけど、そのときの優香の表情が「やべっ、やらかした」っていうマジ顔だったら本当に間違えたっぽい。


いつも枕元に刀置いているから、近くに充電しておいてるモバイルバッテリーを間違って転移させたんだろうなって思う。


まぁ……そもそも、持っているものを転移させるんじゃなくて、別のところから物質を取り寄せるっていうのは難しいからね。総督府のクエストバーサーカーでも数えるくらいの人しか出来ない。


他の支部だと全支部含めて5人居たか居ないか……そんなレベルの高等魔術だったりする。そりゃ優香でもミスるよ。


だからこそ、あんな状態でコントロールが出来る祐が凄いんだよ。流石は神様。

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