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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第二十六帖】◉◈

「「…………………………ッ!!」」


「遁術……!?」


「しかも……皇血術式と………!!」



私が先制を取って、素早く遁術を放った。


街は私の水遁の影響で冠水し、私と2人のクローンは水の中に居る状態になった。


私は浮力を無効化しているので、思う存分好きなだけ動ける。2人は浮力や水圧の影響で上手いこと動けていないようだけど……呼吸は出来ているみたいだ。


それに、動けないって言っても、ちょっとした術式は簡単に避けられたり、隙を見せれば簡単に私に一撃を加えることはできるだろう。



「これが………!!」


「………”翼撃(アーク)・ツヴァイ”」


「……………ッ!?」


「美紅!?」


「まずは………一人!!」



私は水流をコントロールして、それを巨大な牙を持った魚を型どったものを作り、それの大群を美紅さんのクローンに向かって放った。


大群の牙は美紅さんのクローンに一直線に向かっていく。

美紅さんは動けずに大群の牙によって簡単に噛み砕かれて肉片となって真っ赤な血の塊を水の中に浮かばせた。


人だったのか……?っていうくらいに粉々に砕いておいたから、もう蘇生するのも不可能だろうね。



「まさか………美紅の動きまでも……!!」


「それはどうですかね?てか、神水術使い手が水の中というホームで、簡単に相方殺させるとか……いかがなものなんですかね?」


「チッ……!!」


「”解”!!」


「…………………ッ!?」



私がそう言うと、さっきまであった大量の水は一瞬にして消えてなくなった。希世乃さんのクローンは一瞬の出来事が積み重なりすぎて理解が追い付いていないようだった。


なんだったら、美紅さんの死体も一切の断片も残っていないわけだからね。オリジナルならこうはならないだろうけど、所詮は人の作り物っていうところでしょうな。


美紅さんと希世乃さんのクローンだから、オリジナルと重ねて色々と警戒しちゃってたけど。どうやら取り越し苦労みたいで安心したわ。



「お前……!!何を……!!」


「相方死んでるんすから、貴方も何かしないと死にますよ?」


「”神水”………!!」


「”煌遁(こうとん)叡智と永遠なる聖光(ラルク・アン・シエル)”!!」


「____________!!」



全身から目を焼くような光を放って、希世乃さんのクローンは後退りをする。


同時に、何の音も無く……辺りが更地となった。


ちょっと、加減を間違えちゃったね。私だって早く終わらせたいんだから。

自分から言い出して引き受けたこととは言っても、こういうことに時間を掛けたくない。出来る限り素早く終わらせることを優先してる。


そもそも、長期戦なんてメリットよりも明らかにデメリットの方が大きい。楓組は割と長期戦に持ち込むことを多いって聞いたことがあったから。

綾音さんとかは遊んでいるっていうのもあるんだけど……私は、敵を前にして敵をオモチャにして遊ぶっていうのはしないな。


さっさと殺してやりたいっていうのが、どうしても先行しちゃうね。



「けど………さっきのは躱されたか……」


(気配が消えてない……どこに隠れたんだ……?)

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