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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第十七帖】◉◈

「さっきまでの見ると、綾音さんが普通に千明さんに振りの確認に付き合っているのが嘘みたいだね」


「なんか、うまく狙った構成になってるよね。喧嘩した後に、こういう皆で一つのものを作り上げてるんだよっていう裏の部分を見せられると、それが良い具合にギャップになるから」


「じいちゃんも結構考えて作ってんだね。流石は伊達に楓専属のプロデューサーやってねぇわ」


「結憂さん達も”椛プロジェクト”っていうので、楓の次世代として何かやりたかったみたいだけど……色々あって自然消滅しちゃったっぽいね」


「いや、なんか保留みたいな話を聞いたよ。メンバーとか人数とか全部編成し直して……ってみたいな?だいぶ長い年月経ってるけど、じいちゃん覚えてるっぽいからタイミング狙って何かやるんじゃない?」


「ふーん、そんなのもあったんだねー」


「まぁ、人のアテなら沢山あるだろうし。いつでも出来そうだけどねぇ~。この戦いとか諸々のことが終わったらやるんかね?」


「さぁーてね?どーだろ?」



美紅さんのことだからやらないっていうことは考えにくいよね。覚えているっていうことは、自分が生きているうちに絶対に成し遂げるつもりではいるはずだ。


まぁ……椛プロジェクトに関しては私達が直接関わる可能性はゼロでは無いにしろ、今は気にするもんでもない。


目の前のことからやっていかないとね。目の前のことが山積み過ぎて大変なんだから……



DVDが一段落したところで私達はソファで3人横並びで座って無言で全員がスマホをいじり始める。テレビはつけっぱなしている。ヒルナンデス的なのをずっと垂れ流している。


優香は俳優とかジャニタレの名前が出てくると、チラチラとテレビの方を見て反応している。女優とか女性アイドルには一切反応しないが。


マジで一個一個細かいところまでの真っ直ぐなんだな。コイツ。



「あっ、やべっ。振り込んじまった」


「優姉ちゃん、麻雀やってるの?」


「うん」


「いやいや、今は麻雀なんてやってる場合じゃないでしょ。私なんてずっと情報のヤツ読み込んだりして色々と考えているのに……」


「ちぃねぇ、私も麻雀やってる」


「何してんねん!!2人とも、もう少しさ……真面目にやってるのは分かってるんだけどさ……なんか、こう、息抜きの時が抜けすぎじゃないのかな?」


「息抜きなんだからダラダラするのは当たり前じゃん。おいっ、へいっ、トイトイ!!やー!!」


「跳満じゃん。すごっ。優姉ちゃん持ってるねぇ~」


「まぁ、CPU相手だけど」


「CPUって意味の分からんところで槓したりするし、こっちが和了りそうなタイミングで立直掛けて一発ツモとか、黙聴で急に和了ったりするからイラッとする」


「たまに手配見えてんだろ!!って思いたくなる。絶対に調整入ってますよね?って時ある」


「本当に分かる。まだマッチングで人とやっていた方がストレスフリーだよ。余計なことしないから。始めたばっかりなんだろうなって人でも、思ったより余計なことしないから」


「CPU、平気で無駄に場を荒らすからウザい」


「わかりみ~」

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