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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第九帖】◉◈

「さてさて、そろそろ再開しますか。私、ちょうど吸い終わったし」


「「はーい」」



一通り楓の話を終わってたら、再び3人で液晶画面と向き合う。

休憩時間で楓の年下トリオの喧嘩エピソードしか話してなかったが。こういう話をしてて面白いって笑っている私達もなかなかだよ。


てか、本当に戦うことが本能みたいな……闘争本能だけはサイヤ人もビックリのレベルだよな。まだサイヤ人の方が平和なもんだよ。強いヤツを見るとワクワクするっていうのが全然甘いレベル。


強かろうが弱かろうが敵なら全員殺すっていう思考回路というか……それが本能だから。そんな本能を持った化物集団が楓だから。


表のリーダーがカルテナさんだけど、周りから見れば裏リーダーは完全に綾音さんとシャゼラさんのツートップだよね。それを本人達が一番自覚しないといけないのに無自覚のまま時が流れてるから。


なんだかんだで綾音さんの方が指揮する能力高かったりするし。伊達にFGOox-01211というバカデカい惑星を統括しているわけじゃないなっていうのが分かる。


なんでカルテナさんをリーダーに置いたんだろうね。綾音さんとかシャゼラさんに自由にやらせるために……が、本人達が自由過ぎるから制限掛けた方が良いと思った。


仮にも神様相手に呼び捨てで怒鳴り付けるって……言われた神様も素直に受け入れちゃうし。

第三次世界大戦の時、敵側はよくこんなのが居るところに喧嘩売ろうと思ったよね。アホだよ。ただのアホだよ。



「あれ……?これ、もう誰か開いてる?」


「あっ、情報のまとめとかは終わったよ。私が全部やっておいた。意外と楽だったらサクッと終わらせちゃってた」


「はやっ!?えっ!?うそっ!?」


「私の方に編集したテキストファイル送られてきたよ。私だってビックリしてるよ……優姉ちゃん、戦争になんか参加していないで、こういうライティングの方専門で食っていた方が良いんじゃない?」


「趣味みたいなもんだからな……まぁ、仕事の1つになればいいかなーっていうくらいなもん」


「勿体無いな……素人が趣味で書いてるレベルじゃないもん。誤字脱字はまぁまぁあるけど、それを差っ引いても仕上げるまでの速度が異常なんだよな……」


「んー、どうなんだろ。プロの世界ってどうなってるやろ?って感じだし。ライターとか作家の知り合いは少ないんだよね」


「そっち増やせよ」


「そっち増やすなら文字書いてたい。打ってたい」


「好きとか趣味とか得意とかを通り越して……本能レベルで文字を書くことが染み付いている人間には、絶対に努力じゃ勝てないのってあるよね?」


「まぁ……誤字脱字の方は私が訂正しておくから。2人は……適当にのんびりしててもいいよ」


「「はーい」」



休憩時間と思ったら、優香が残りの情報の編集を終わらせていたから休憩時間じゃなくて、ただの仕事終わりの一息みたいな時間だった。


結構な量あったはずなのに、優香は全然疲れている様子もなく……寧ろ、涼しい清々しい表情をしていた。


シンプルに怖いわ。

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