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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~誘い月、赤く燃える太陽~

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◈◉【第二帖】◉◈

恥ずかしい思いをこれ以上重ねたくなかったので、早いところを祐が持っている情報の確認をした。これ以上、優香の好きにさせると私の過去の恥ずかしいエピソードまでもが繰り出されそうな気がしてならない。


優香はニヤニヤしながら、スマホとパソコンを同時にいじっている。祐の部屋に3つくらいノートパソコンが置いたあったから、私と優香は適当に拝借して使っている。



パソコンを立ち上げてデスクトップには、通知のところに優香からのメールが沢山届いていた。


えっと………まずは、フォルダの[新興勢力]っていうところを私は開いた。


優香は私が開いたフォルダを確認してから、別なフォルダを開いてスマホで自分でまとめておいた情報と祐が受け取った情報を元に素早くWordに文字を打ち込んでいた。


優香の情報処理能力の高さにビックリした。文字打つのは早くて、小説とか脚本とかも色々と書けるのを知っているから、文字を出力するのが異様に早いことは知っていた。


でも………こういう処理までも早いのは初めて知った。活字を扱っているコンテンツで優香に勝つことは無理だろうなって思う。もはや芸術の域に達しているよ。



いかん、いかん。


優香に気を取られていたら私の仕事が進まなくなる。優香の方を見すぎていたことが祐にバレて、祐が何とも言えない表情で私のことをジーッと見つめている。ジト目でジーッと見つめてくるから、慌てて自分のパソコンの画面と向き合う。


横であんなものを見せられたら誰だって気になって見ゃちゃうっつーの。



話は戻しまして……フォルダの[新興勢力]の内容について。


新興勢力は、優香が話していた通りに彩陽さんと同じように、他人の夢の中に干渉できる。その上で、自分の夢の世界を自在を創造することが出来る人間の集団ということ。


総督府にも情報が流れていないということについては、そもそもクエストバーサーカーではない存在。FGOox-01211にもアヌンナキにも属さない、完全に独立した組織というわけだ。


他の勢力との一切の同盟といった形も取っておらず、自分達の組織だけでヴァルドヘイム大戦からの世の中の行く末を見てきたというもの。


ヴァルドヘイム大戦終結後から正式に組織化されていたようなので、そこまで歴史は長くない組織。それでも60年近くは続いているのだから、組織としては力を持っていることは間違いない。


その人間の一部には柊さんと同じ……火浦家の血筋を持つ者も居るとのこと。

正確に言うと、火浦家は元の家系の分裂した1つの家系に過ぎなくて、もう1つの家系が新興勢力の人間達の中に居るということ。


………訂正だ。


新興勢力の構成員全員が、火浦家の元となった一族からの分家の出身だということ。”水原(みずはら)家”という家系から、歴史を渡って今は苗字は変わっているようだが………同じ血筋を持つ者同士で固まっている身内の組織というのは確定事項。


ただ、顔写真や本名までは突き止めていない模様。構成員の人数に関しても不明っていうところか。


それでも、ここまで情報が割れているのは有難いこと。今まで何一つとして尻尾を出さなかった組織の情報をここまで炙り出せたのは相当大きな収穫だ。

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