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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {two-hundred-twenty}

夢の世界を干渉するっていうことは、他人の夢に勝手に入って、その人の意識と勝手にコンタクト取ったりすることでしょ?


……………………あれっ?これって、どこかで聞いたことあるよな。嫌、私も実際に体験している。


夢の中で何回か彩陽さんと出会っては会話をしている。夢とは思えないくらいに鮮明で、記憶にも昨日のことのように色濃く残っている。


まさか……彩陽さんが夢枕になっていたことと同じことを、それの応用ってこと……?



(身近なところに………そんな………)


「あっ、彩陽の婆ちゃんが出てきた時のアレとかか!!要はあれをやってるってことか」


「なにそれ?」


「昔から何だけどさ……たまに、彩陽さんの婆ちゃんが夢に出てきて、私に色々と話してくるんだよ。何話していたかは覚えてないけど」


「覚えておきないよ。………えっ?じゃあ、彩陽さんみたいに夢に干渉できる人間が存在するっていうこと?」


「世の中に人間いっぱい居るんだから、同じこと出来る人は何人か居るだろ。夢に自由自在に干渉できる人間って、総督府のクエストバーカーサーにも一定数居たみたいだし。ただ、彩陽の婆ちゃんみたいに色々と言えるような高いレベルで出来る人は……どうなんだろうね?そこまでは詳しくデータ残ってないみたい」


「……………つまり、新興勢力の方は彩陽さんよりも高いレベルで他人の夢に干渉できる人間が何人も居て、その複数によって独自の世界を作り出して、そこを拠点にしている。夢の世界だから、誰にも気づかれることなく、干渉されることもない……まさに、鉄壁中の鉄壁の要塞」


「まさか、親戚から敵の拠点の濃厚な仮説が打ち立てられるとは思わなかった」


「そんなもんでしょ。だからこそ、灯台もと暗しっていう言葉が存在するんだろうし」


「暗すぎるだろ。そんなに真っ暗だったら誰も気づけないっつーの」


「まぁまぁ……それはそれとしてさ。でも、優香って彩陽さんと同じこと出来たりする?」


「いや……やろうと思ったこともないからな……やったことないし。でも、明晰夢とか予知夢とか結構見るから、センスは有るんじゃね?楓組と取り合って訓練すれば上手いこと行きそうな気がする」


「優香なら大丈夫。無駄に変なところで才能発揮するから」


「無駄とか言わないでーん」


「いや、ちぃねぇ。優姉ちゃんのことは今はあまり蔑ろにしない方がいいかも」


「いや、別に。こういうイジリだから。本当に何も出来ない人に、こういうこと言ったりしないから」


「…………………………そっか」



えっ、なんでちょっと引いてるんだよ。


優香もちょっと何で引いてるんだよ。私が折角フォローしてあげてるのに?



「そういう異能関係ってなればアヌンナキの方でやった方がいいかもね。魔術やスキルの元となる力が土地単位で強く根付いている場所の方が何かと都合が良いでしょ?」


「芽郁さんと一緒に寝たりすんの?最悪」


「それは我慢しなさいよ。寝たりはしなくても、ちょっと体触るくらいはあると思う。女同士だし、良いでしょ」


「えー、アレはちょっと嫌」


「芽郁が本当に可哀想」

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