re.cord {two-hundred-eight}
…………と、いうわけで。
地下室の方に向かいたいと思います。あまりメイサさんを待たせるわけにもいかない。待っていて苛立っている様子は無いけど、私達のやり取りを見て困惑していたのは表情から見てとれた。
どうすればいいのか分からなくて真顔になっていた。申し訳ございません。
私が無理矢理2人を引っ張って地下室への通路に向かわせた。名前も同じだとアホも共鳴し合うみたいで。アホとアホが共鳴しても何にも良いことなんて起きないのに。
私もアホだから他人のことをアホアホ言えるような人間ではないですけど。
私達3人はメイサさんの後ろをついていく形で通路を歩いていく。
少し階段を降りたところは少し開けた通路になっていた。壁に明かりがついていたので、そこまで暗いというわけではなかった。
ただ、足元が苔むしていて滑るというというだけかな。優香、階段降りてからすぐに滑って祐に掴みかかってキレられていたし。
メイサさん、祐の怒鳴り声が五月蝿すぎて咄嗟に耳を塞いでいた。私は慣れているから気にしない。五月蝿いことには五月蝿いけども。
「お前さ、何?転ぶんならお前一人でスッ転んでろよ」
「一蓮托生、わっしょいしょい」
「巻き込むんじゃねぇよ」
「手越さん、もう少し声量を抑えてください」
「手越なんだから黙れないと思いますよ」
「いや、それは手越違いですよね?」
「テイッじゃない方のテイッってことですか?」
「優香さん、さっきから何を言ってるんですか?」
「メイサさん、コイツ……昔からNEWSと嵐が好きなんで」
「あれ?てっきりKAT-TUN一筋かと思っていましたが」
「赤西君が好きで最近になってKAT-TUN聴き始めました。ロクーン時代の曲ばかりですけど」
「それはどうでもいいんだよ。別にそういうことを言いたいんじゃないんだけど?」
「優香さんって意外と辞めジャニファンなんですね。昔から好きだと言えば、確かに……グループを抜けたからと言って推しが変わらなかっただけっていうことにもなりますが」
「生まれ変わったら山Pの妹になりたいって、ずっと思ってるくらいっすから」
「山Pって既に妹さん居ますよね?」
「山Pの妹さん、山Pのお母さんにめっちゃソックリです。あと、山Pの動画を見た後に妹さんの動画を見ると、やっぱり結構似てますよ」
「なんで山Pのお母さんの顔知ってるんだよ」
「昔の動画で山Pのお母さん出てた。Jr.の時のテレビのヤツじゃない?山Pのお母さんはどれでしょうか?みたいなので」
「あー、見たことある!!お母さんもめっちゃ美人さんだったよね!!」
「なんで、ちぃねぇまでも見てるんだよ」
「山Pに妹居るのが意外だなって思って、「山P 妹」でYouTube調べたら、お母さん出てきた」
「実家は整骨院かなんかだったような気がする」
「山下整骨院で合ってるんだっけ?」
「ネッ友は山Pのお父さんからビール貰ったって言って、めっちゃ面白かった。知り合いの繋がりで、たまたま遊びに行ったら家が、山Pの実家だった。パターン。そのお父さんという人と山Pの写真があったって。後、普通に「ここがアイツの部屋」みたいな感じで山Pが使ってた部屋も案内されたっぽい」
「すげぇ」
「山Pのお父さんから貰ったビールっていう並びがパワーワード過ぎて」




