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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {two-hundred-seven}

「そんなもんって………」


「そろそろ地下室の入り口に付きます。通路が少し狭いのと、足場が悪いので気を付けてください。それと、狭いせいで声が反響するので。声量はなるべく抑えてでお願いします。特に千春さん」


「えっ?私ですか?」


「声だけで敵を殺せるような力があると聞いております。そんな爆音を発せられたら私達の鼓膜だけでなく、建物自体もダメージを負うかもしれませんので。流石にこれ以上、修道院に損害を出したくないといいますか……」


「仮に壊れたら損害賠償、コイツのポケットマネーから出すんで大丈夫っすよ」


「あっ、それなら大丈夫っぽいですね」


「おいおい、勝手に話進めんじゃねぇよ、クソメガネ」


「ぬっ?なんだね」


「なんだね、じゃねぇんだよ。別に、素の声でやったわけじゃないわ。ある程度の魔術も込みでのヤツだよ。素の声量と音圧で色々破壊できるほど、私達の声はそこまで殺傷力高くないわ」


「素じゃなくても声で人殺せたりする時点で化け物かと思うのは私だけですかね………?」


「歩く声帯ですから。このボーイッシュ」


「ボーイッシュなのと声のデカさは一切関係ございませんけども?」


「実際、割とボーイッシュな女って声デカくね?ボーイッシュでボソボソと喋っている奴の方が珍しい感じするけど?」


「言われてみれば確かに……って、私ってそんなにボーイッシュかな?割と女の子女の子してる方だと思ってるんだけど」


「見た目だけの話ね?中身はただのメンヘラ地雷系クソ女だよ」


「死ねよ、クソメガネ」


「事実じゃん。見た目男っぽくて喋んなくて、地声も低いのに………なんか心開いた瞬間にクソ女丸出しじゃん。変にギャップ付いちゃってるじゃん。どういう事故だよ」


「事故ってねぇよ」


「あの……地下室に入りたいんですけど……大丈夫ですか?」


「この2人置いてっても良いと思いますよ」


「それは流石に………危険が伴うわけではないですが、万が一に備えて最前線組のお二人が側に居るというのは心強いですし」


「家に帰ってBL本でも読んで自家発電してろよ」


「最近は違うわ」


「何がどう違うんだよ。冊子じゃなくて動画か?」


「そういうことじゃねぇよ。色々と違うんだよ。それではやってねぇわ!!」


「逆に何で発電してるんだよ」


「言いたくないから言わない」


「なんやそれ」


「入りますよ~」


「「はい」」


「すみません。うちの馬鹿姉貴共が。迷惑を掛けます」


「えっ?姉なんですか?」


「その………色々と訳ありでして」


「なるほど……最近の家庭は色々とありますからね。片親違いの兄弟姉妹は昔から珍しくはないですから。それを今では、あたかも異形のように扱っている。血の繋がった兄弟姉妹であることは変わりはないはずなのに………何故でしょうか?」


「そんなことでいちいち文句言ってるのは日本だけっすよ。こんな頭悪い国が先進国名乗ってるとか私は認めてませんから」


「こんなこと言ってると、書籍になるのはいつになることやら」


「私の予言。もうそろそろ」


「アバウトやな」


「けど、意外と優香の言ってることって当たるんだよ。テキトーなことで流せないかもよ?」


「でも、私達が出るまでは相当期間長いけどね」


「それな」

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