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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {two-hundred-three}

そんなこんなで私達は修道院の本殿?へと辿り着いた。外壁の扉のところからは結構距離があるんだな。15分くらいは歩いたから………大体1キロ近くはあるってところか。敷地面積広すぎるやろ。


本殿の入り口のところには喫煙所があった。喫煙所って丁寧に書いてあったけど、パッと見は黒い直方体の大きな箱だった。


中からも見えないっていうことも考えにくいから……マジックミラーみたいになっていることなのかな?


その予想が当たったみたいで、喫煙所からはシスターさんが何人か出てきた。

そのシスターさん達は、メイサさんに近寄って、「何故、総督府の最前線組の人間がこちらに居るのですか!?」と詰め寄っていた。


まぁ、自分達に散々被害を与えてきた加害者側の人間が普通に自分達のテリトリーに入ってきているんだから。事情を知らない人間からすれば警戒するのは当然だろう。


快く歓迎されるなんて思っちゃいなかったし。


ただ、揃いも揃って本当に美人しか居ないんだな。皆綺麗な顔立ちしているんだもん。金髪美女がメイサさんに詰め寄っている感じ。日本語めっちゃペラペラで。



「落ち着いて。この人達は私達に危害を加えるつもりは無い。真ん中に居る優香さんは私の離婚調停を全て請け負ってくださった方だ。それらに掛かる全ての費用も全て負担してくださり、尚且つ報酬も要らないと言ってくださった。そのような人に無礼な対応は私が許さない」


「メイサさーん、めっちゃカッコいいっすよ。ぶいぶい~」


「変に煽るようなこと言うんじゃないの」


「ほ、本当ですか………どう見ても、ただの大学生ですし。いくら最前線組とは言えども、そこまでのことを成し得るとは思えないのですが……?」


「人を見掛けで判断するのは馬鹿の証拠ですよ。別にやり取りの証拠とか、他にも細かい手続きの書類のデータも送ってくれるという手筈になっているので。いくらでも証拠見せれますよ?もう粗方進んでいて、データとかは最初の方に送ってきてくれているので。どうします?私達は別に帰っていいんですよ」


「優香さん、すみません。不快な思いをさせてしまって」


「急に初対面の相手に、そんな対応は無いですよね?確かに色々とあったのはメイサさんから聞いていますが………そうやって勝手に決め付けるから、被害を食い止めるってことも出来ないんですよ。ただ見てるだけのお前らにどうこう言われる筋合いは無いですから。その気になれば、ここの修道院潰せるんですから。それだけの権限がこっちにはあるっていうことを分かってます?アトランティス大陸って総督府の管轄なんですから」


「「す、すみませんでした………」」


「あちゃ……こうなっちゃうか」


「優姉ちゃんも言い過ぎなんだよな……確かに、私も少しイラッときたけど。ここまで言おうなんて思ってなかったし。我慢できるレベルだし」


「はぁ………お前達の処分は後で決める。そこまで重くするつもりはないから。ただ、私の恩人に不快な思いをさせたということは忘れるな」


「「……………………はい」」

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