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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {two-hundred-one}













◈ ◉ ◈ ◉ ◈ ◉












メイサさんに案内されて修道院へと辿り着いた。


なかなか大きめの建物で、城かと思うくらいの規模だった。何十メートルっていう高さがあるであろう外壁まで建てられていた。


なんか、思っている以上に凄い人と逢ってしまったんじゃないのかな?優香は意図せずに相当凄い人に大きな貸しを作ったんじゃないのかなと思わざるを得ない。



そんな優香は呑気にタバコを吸っているけど。本当は吸っちゃ駄目らしいけど。ここは子供が居る場所では無いのと、メイサさんも強く優香に何かを言える立場じゃなくなっちゃったからな。


優香、せっかく途中まではカッコよかったのに……喫煙マナーが悪いせいで一気に台無しだよ。メイサさんからすれば、喫煙マナーが悪いくらいで優香のことを粗末に扱うような人柄ではないけど。


流石にその好意とかに甘えるのは良くないよ。甘えているというか、ちょっと色々と汲み取ってあげなさいよ。


急に何も考えずに行動し始めるの止めなさいな。



「メイサ・クロイルツェフ・ヴァン・ユーゲルデンフェルト。ただいま戻った。扉を開けてほしい」


「「えっ?なんて?」」


「まぁ、本名はこれくらいに長いって感じはしたけどね」



メイサさん、メイサ・クロイルっていうだけが本名じゃなかったんだ………いかにも高貴な貴族っていう名前だったような気がするけど、クロイルツェフの後の名前が何を言ってるのか聞き取れなかった。


祐は聞き取れたけど、優香も私と同じ様に途中から何を言ってるのか聞き取れなかった。



メイサさんが自分の名前を言うと、石垣の外壁の一部が音を立てて自動ドアのように開いていった。なるほどね、隠し扉パターンでしたか。名前と顔認証で入れるシステムか。


ただの不法侵入者は……どうなるんだろ。後で聞いてみるか。



(にしても、めっちゃイケボやったな。メイサさん。あんなハキハキとした大きな声出せるんだな………やっぱ、この人……意外と我が強めタイプの女の人かな?)



こういう一瞬の行動で、その人の素性で推し量れるんだよね。これは優香の受け売りだけど。


扉が開くと、中からメイサさんと同じ格好をしたシスターさんが出てきた。メイサさんに勝らずとも劣らずの美人さんだった。


ここの修道院……美人ばっかりなのか?そりゃ総督府の奴等もこぞって誘拐に動くわけか。末は見えてるから語り手の場でも皆まで言いたくはないけど。



「おかえりなさいませ。シスター・メイサ。お連れのお三方はシスター・メイサの名を下に神の下へ………」


「そういうの良いから。この人達……特に、優香さんに関しては私の家庭の問題を全部引き受けて解決まで持ってってくれると言ってくれた。くれぐれも失礼が無いようにもてなしてほしい」


「かしこまりました。ただ、シスター・メイサ。立場としては神を蔑ろにするような発言は控えるようにと、いつも言ってるではありませんか……」


「それはそうだけど………今回は特別な事情があるんだから。そんな固いこと言ってたら、どんどん私達が大変なことに巻き込まれるんだよ。今のように神に仕える者という立場すらも危うくなる。優香さん達はそれを救ってくれる。私は神も信じるけど、目の前に救世主の方を信じた方が私は良いと思う。現に、金髪の女の子………この人、手越祐佳って名前だけど、本来はリリスというクババの母親にあたる人物なんだよ。私達の信仰対象でもある正真正銘の聖母でもあり、最高神の女神なんだよ」


「リリス様!?あの神々の集う世界、アヌンナキの創造神リリス……本当ですか!?」


「まー、一応………そんな創造神とか言われるような大袈裟なことしてないですけど」


「謙遜しないでください。私達の信仰対象なんですから。もう少し堂々としていてください」


「こういうの、慣れてないんですよ」


「まぁ、そこまで気にしてませんけど」


「………ちょっと雑なの、何なの?」


「私に言うな」

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