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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-ninety-three}

「おっ、めっちゃ黒木メイサに似てますね!!あれ?よく言われません?黒木メイサに似てるって」


「ちょっと、優香。変なナンパみたいな絡み方しないでよ……」


「黒木メイサというのは、確か元KAT-TUNである赤西仁の奥方ですよね?かなりの美人と伺っておりますが……私なんて、とても美人とは……」


「ご謙遜をしないでください。めっちゃ美人ですから。折角ですからLINEでも……」


「クソメガネ。余計なことすんなって何回言わせんだよ」


「メイサさん、お名前を伺ってもよろしいですか?」


「ちぃねぇ、自分でおかしなこと言ってるって自覚無いの?なんで人名で呼びながら名前聞いてるんだよ。頭おかしいんか?」


「へぇ?」


「私の連れは頭弱い奴等しか居ないみたいだ」


「なかなか面白いお二方ですね~」


「つまらない者ですが……」


「それ、また色々と違ってくるから。使い道違うから」


「安心してください。このメガネは面白いですから」


「すみません。本当にすみません。不快にさせてしまって……」


「いえいえ、全然。これくらいの意思の強さがなければ最前線組なんていうのはやっていられないでしょうし」


「「中身も見た目も美人さんか」」


「はぁ………それでなんですが、なんで私達にコンタクトを?何か事情があるんですか?私が異界貴族九刃ということも、元々の関係性も知っているようでしたし」


「はい。実は……総督府の人間の出入りが増えてきているのです。クエストバーサーカーなのは間違いないようですが、何か違和感があると言いますか……」


「えっ?総督府の人間がですか!?」


「なぬっ!?」


「は、はい。かなりの頻度で出入りしている様子です。私達が居る修道院にも情報提供を求められたことも何度もあります。ただ、知らないことは知らないのでお答えすることは出来ないと言ってるのですが、かなり強気で………ほぼ脅迫に近いようなものです。何人かは総督府に連行されたきり帰ってこないということもございました」


「あのババア。なんでもありかよ」


「優香さんの母方にあたる方の赤城結憂からの指令だと言っていたので。令嬢である優香さんも同じような考えをお持ちになられていると思ったのですが、そういうわけではなさそうで安心しました」


「アイツのやり方は昔から気に食わなかったので。血ぃ繋がっていても合わないもんは合わないんですよ」


「心中お察しいたします。ただ、総督府の方は何をそんなに焦っているのかというのが疑問です。異界貴族九刃という強大な敵も無くなった今、特に怯える存在というのは無いように思えますが。クババの存在に怯えているのだとしたら、芽郁さんを総督府の管理下に置いている時点で特に危険視するようなことはないと思っていたのですが………」


「クババ………おそらく、私達も推測している未知の新興勢力についての情報なのかもしれませんね。そういう手の情報なら宗教に絡んでいる人間に聞いた方が有意義な情報を得られるという考えかもしれません」


「私達の信仰対象とは無関係のはずなんですが……それは何とも言えない部分ではございまずが」

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