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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-seventy-seven}

この言い方……優香自身が経験したんだ。


確かに、リストの何人かに優香がよく遊んでいた友達が載っていた。


それが全部……死亡っていう扱いになっていたから。多分、優香の繋がりを把握しきれなかった綾音さん達が適当に殺したんだと思う。


優香も、知り合いを何人も殺めていたんだろうし。平気そうな顔をして無茶していたのは知っていたけど、私が思っている以上に優香の精神には負担が掛かっていたようだ。


ちょっとは、私達に言ってくれても良かったのに。でも、それは優香はしたくない。私達に余計な負担を掛けるなら全部自分で背負い混むアホだから。


自分一人で何でもやろうとすんなって何回も言っても聞いてくれないし………本当に、自分の命までも軽視すんなって。なんで分かってくれないのかな?言っても流すからさ。



「優姉ちゃん。一人でなんでもやるなっつってんじゃん。何のために3人で協力しようってことにしたんだよ。負担?そんなのいちいち気にするような間柄じゃねぇだろうが!!」


「ゆ、祐………」


「…………………ッ!?」


「ちょっ………ッ!?」



祐は優香のことを怒鳴り付けながら、優香の胸ぐらを掴んだ。馬乗りになって、優香が動けない状態になっていた。


珍しく優香が押し負けている……


祐があんなにも激昂するなんて……優香相手に。その気迫が凄いから優香もビックリしてスマホを優香に落としていた。


危ないからスマホだけは2人の邪魔をしないように回収した。止めた方がいいかなって思ったけど、これは止めない方がいい喧嘩かもしれない。喧嘩……ってわけでもないか。



「言ってるじゃんか!!一人でやろうとすんなって!!私達のために一人で頑張ってるとか自惚れたこと言ってんじゃねぇよ!!何が負担にさせたくねぇだよ!!私とちぃねぇがいつそんなこと言ったんだよ!!お前に一言も言ってねぇだろうが!!」


「い、言われてなくても……私と私の母親の問題だし………それが発端なのに、余計なことで危険な目に遭わせたくないっていうか……」


「そんなの承知でついてきてんだよ!!何も知らねぇで優姉ちゃんと一緒に居るわけねぇだろ!!わざわざ私の家に呼び込むことなんてしねぇだろうが!!なんでお前はそういうところに鈍感なんだよ………!!」


「祐………」



祐の目には涙が浮かんでいた。


その姿を見て、私も貰い泣きをしてしまっていた。気付いたら私の頬を涙が伝っていた。


そうだよ、優香。


優香が勝手に思っているだけで、私達は何にも思っていない。そもそも、私達の性格からして嫌なことは何でもハッキリ嫌っていうタイプじゃん。言わないってことは何とも思っていないっていう意思表示じゃん。


察しは無駄に良いんだから、私達のそういうところもちゃんと見ていてほしい。確かに、一人で色々と動いたりやったりするのは素晴らしいことだと思う。それ自体には何の文句もないよ。


ただ、私達も一蓮托生なんだから。優香の運命にはちゃんとついていく覚悟は出来てるんだから。遠慮しないで私達に背中を預けてほしいっていうのはあるよ。

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