表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5535/30546

re.cord {one-hundred-seventy-six}

優香は吸っていたgloのカートリッジをゴミ箱の中に捨てると、本体をテーブルの上に置いてソファに寝転がってスマホをいじり始めた。あくびをしてズボンの中に手を突っ込んでケツ掻いてる。


本当にオッサンなんだよな……女捨てすぎだろ。


ソファに寝転がるまで良いとしても、ケツを掻くなよ。「んぁぁ………」とか汚い声出しているし。

優香のこういうところを見ると、優香って生まれてくる性別を間違えたんじゃないのかなって思っちゃう。


私もズボラと言えばズボラだけど、ここまで酷くはないよ。一応は誰かが見ているような空間でケツ掻いたりしないよ。


それと、お前も一応はラノベヒロインだっていう自覚あるのか?準主人公ってポジションなのに、そんな……ソファでケツ掻いてるってどうなの?



「で、優香。今日はどうするの?」


「祐の……アレだよ。情報次第かなってところ」


「リスト潰しはやらないの?少しでも余計なのは消していった方がいいかなって思うんだけど」


「嫌、そっちの方は佳織さんから「一般人の死亡率が高くなりすぎだ」って母親のことを詰めて止めさせたから。いくら一般人側の任意で参加させたとは言えども、戦闘力皆無の人間を戦争に放り込んで滅茶苦茶死なせてるんだから。どういう理由があれど、泳がしておくわけにもいかんでしょってことで」


「そもそも、そうなるのに仕組んでたんじゃないの?優香のことだから、そうなることも踏まえた上でってことでしょ。優香の性格なら、本当に全滅させる気なら丸一日費やしてでも、どんだけ体が疲れ果ててもやるでしょ。疲れたとか言って帰るし、夜中に出掛けた様子も無かった。何よりものんびりと朝飯作ってる時点でおかしいなーって思ってたよ」


「そこまで見透かされてるとは思わなかったな……」


「ちぃねぇって本当に直感鋭いよね。動物並みだよ」


「流石に佳織さんから言われたんじゃ止めないわけにもいかないしね。リストの方は全部無くなったよ。その依頼書とかも全部抹消されているみたい。ただ、データとか改めて見ると、リストの半分は死んでいるらしいから。多分、芽郁さんとか……おそらく、楓組の方でも色々と動いていたのかもしれない。母親に悟られないように。多分、あえて死亡率を引き上げて余計な動きをさせないようにしたのかもね」


「主導なのは………綾音さんか、美紅さんか」


「どうだろうね。どっちもっていうのが正しいかも。私達に協力してくれるとは言っても、向こうの具体的な行動までは把握していないし。私も深くは聞かないようにしているし。結果さえ何とかなっていればなんでもいいかなっていうのはある。過程を知ってもね………流石に私も知りたくないことはあるから。それ込みでのやり方を向こうはしてくれてるから」


「優香………」


「戦争は隣に居て、話している人間が、一分一秒後には平気で居なくなっているっていうのが当たり前っていうのを、本当に再認識したよ。それを自らの手でやることになるんだ……っていうこともね」


「………………………………」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ