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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-fifty-six}

優香は試し撃ちに商店街の天井に向かって発砲した。本当に発砲したのかと思うくらいに何も音が聞こえなかった。当たったはずであろう天井の方からも何も音が聞こえなかった。


天井の方をよく見ると、優香が撃ったであろう銃弾の後が小さな丸となって天井を突き抜けていた。


ここまで高精度の凶器か。本当に暗殺を行うため作られたようなものだな。



「よしっ、おけおけ」


「射程距離とかってどんなもんなの?」


「100メートルくらいじゃない?」


「まぁ、ボチボチか。大通り挟んでの向かい側の一部屋くらいなら普通に狙えるくらいか」


「こういうタイプって長距離射撃っていうものでもないし」


「まぁね」



私達はそれぞれ銃を持って商店街から出た。日が落ちてきて夜になってきた時間帯。


商店街には人通りが多い。今時、こんなにも人で溢れかえっている商店街なんて大山のハッピロードくらいなものだろう。


古き良きってものだろうが、ここも都市開発が今以上に進めば無くなるかもしれないしね。


別に、なんでもいいけど。



商店街を出て大通りへ出た私達。


川越街道。マンションが建ち並ぶ通りだな。都心部みたいにオフィスビル街ではなくて、本当に住むためだけのマンションやらアパートやらが沢山ある。


板橋とは言えども、ここら辺は何だかんだで家賃相場も高いところだから、割とな金持ちが多い場所でもある。


見栄っ張りが多く住んでるところでもあるから、本当は金が無いのにプライドが許さなくて無理して住んでいる人間が多いっていうイメージもある。


だからこそ、金に困っているリストが沢山住んでいるんだろうな。


報酬の基準はどうなっているのかは分からないが……一般人が簡単に手に入る高額収入ってところだろう。総督府からの報酬となれば、クエストバーサーカーの報酬と同じ様に非課税対象になる。


合法的に堂々と脱税することが出来るわけだ。そんなのに手を出さない人間は居ないってことだよね。じゃなかったら、そこら辺にいる主婦までも手を出したりはしないだろうな。


おそらく、総督府の方は私達が殺しにいくっていうことは伝えていないだろうし。いくらでも代えが聞く即席の諜報部って扱いにしていると思う。


私達が言えたことではないが、なかなかゲスいよね。



(総督府もだいぶ、墜ちた組織になっちゃったな……)


「千春、目の前から来るよ」


「ん?」



優香の声に合わせて視線を正面にやる。


すると、そこには大学生くらいのカップルと……制服を来た女の子が2人仲良く歩いてきた。

リストにはどちらの名前も乗っているが、苗字が同じなのと詳細には実の兄妹ということが書かれていた。


またか……って感じか。新宿では姉と弟だったが。他にも父親と中学生くらいの息子っていうのもあったかな?


勿論、全員が殺す対象になっていた。


とは言え、こうして見ると普通に一般人……仲睦まじい家族にしか見えないんだよな。


本当なら私達も、こうあるべきだったんじゃないのかな……こういう世界線もあり得たんじゃないのかなっていうのは少し思うよね。


そんなの理想と妄想って言われたらお終いだけど。

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