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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-fifty-one}

「あっ、とりあえず……目の前に居る、壁に寄り掛かってる女から殺っちゃう?」


「良いけど」



優香が指を差した先にはスマホをいじっている女が一人居た。待ち合わせというわけでもないだろうに、なんでこんなところで立ち止まってるんだろうか。


そもそも、総督府の活動に絡んでいる人間にしては身の周りの警戒というのを怠りすぎじゃないか?総督府も総督府で本当にガチの素人ばっかり集めてるんだな。


そこまで切羽詰まってるのかよ。


ただ、クエストバーサーカーとの繋がりが無いとは言い切れない。繋がっていたとしても、私達が負ける相手ではないだろうけどさ。



「あっ、もしもし。たっくん?クエスト終わった?うん。私も今からヨドバシから家に帰るよ~」


「呑気に彼氏に電話かよ。しかも……クエストバーサーカーの彼氏かよ」


「あっ、リストに出てきた。長谷川卓也、23歳。8年くらいやってるっぽいよ?」


「おっ、私よりも先輩じゃん。マジかーい」


「特にこれといったクエストの実績も無いけど、ボチボチのクエストをそれなりにやってるっぽいね。ただの一般人と比べたら結構強いじゃん?転移スキルと閃光スキルは使えるみたい」


「言うて、そこら辺は基礎みたいなもんだしな」


「うんうん」


「うん。また________」


「もういいかっ」


「あっ」


「あらあら……」



優香は女が電話している途中で斬りかかった。胴体の真ん中に大きな裂傷が入り、そのまま女は地面に倒れた。


電話からは彼氏の声が聞こえてきた。優香が死体を処理している間に、彼氏の電話の方を私が行った。



「もしもし、さっきの女の彼氏さんですかー?」


『お前……誰だよ!!何をしやがった!?』


「私じゃなくてツレが殺しましたけど。そもそも、総督府の情報収集の方にカップル共々登録しているみたいですが……それなら、敵対組織に殺されても文句は言えないですよね?戦争を舐めないでくださいな」


『テメェ……!!ブッ殺してやる!!』



彼氏さん、めちゃくちゃキレてたな。意外と彼女さんのことを大好きだったみたいで。ただ、ちょっとLINEの方を見させてもらったら……優香が殺した女、複数の男と関係持っているみたいだね。


真っ黒としか思えない内容のやり取りを個チャでやってますね。


同じ女とは思いたくないレベルでイラつきますな。


スマホは一応これからの調査で使うかもしれないから、一応は1個くらい預かっておくか。



「えっ?なんだって?」


「さっきの女の彼氏、ここ来るってさ」


「って、噂をすればあれじゃない?」


「おっ?5階でピンポイントで転移してくるとは………アイツ、なかなかやりおるな」


「はぁ……!!はぁ……!!どこだ………!?」


「死体消したからどこに居るかも分からないか………」


「さっき女のスマホを見た時に位置情報アプリ入ってたよ」


「あらっ、だからピンポイントで分かったのか」


「でも、姿は見えないでしょ?」


「くそっ………!!どこに居や_____」


「「おぉ…………?」」


「はぁ………コイツも、可哀想な男だったな~」



風燐火斬(ふうりんかざん)の術”。


通りすがりの特定の相手を骨の欠片一つ残さず、音もなく燃やし尽くす術。暗殺に特化した技なんだけど……こんな真っ昼間の、人が多く集まる場所じゃ結局意味ないんだけどね。

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