表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5505/30539

re.cord {one-hundred-forty-six}

隣の席に何回もなっていて話していた人間が、こうも知らないうちに死ぬなんてね。しかも、年齢も20歳という……成人式すらも出ずに死ぬことになるなんてね。


早すぎる死に胸が痛い……とはならない。


私も一応は何となく相手していただけの存在だったから。自分の話で、常にマウンティングをしてくるようなタイプ。


そんな人間と関わらなくなったっていうだけで良いかなって思えてしまった。だいぶ、人を殺すという環境に長く身を置いてるから。命に対しての重圧というのが無くなった。


さっきの2人の件で完全に無くなったね。どんな関係性であろうと、殺した相手がどういう人間であろうと、そんなことをいちいち気にもしたくない。したところで無意味。


喧嘩を売られたから買った。それだけの話。


自分の性別を売買している奴等よりはマシだろ。幸せの前借りをしているだけで自分で戦って生きるということを覚えられずに、やがて孤独になって金もなく無様に死んでいくだけ。


そうはなりたくないね。



「こうやって勝手に死んでってくれるなら楽だな。いちいち探す必要も無いし」


「まぁ、それで濡れ衣着せられても文句は言えないけどね」


「だったらソイツも消しとけばいいんちゃう?」


「優姉ちゃんは他人の命をもう少し大事にした方がいい。いくら相手が知らん人で自分達の敵であろうと」


「喧嘩売ってきた癖に文句言われる筋合いはねぇけど」


「優香、ここで話してばっかりも進まないから。早く次の場所に移動しよう。ここら辺は人が居なくなっちゃったから」


「おけお_______!!」



優香が言葉を発しようとした瞬間に、優香は西武デパートの看板の方まで吹き飛ばされていた。それと同時に私と祐も別の場所へと転移した。


そして、私達が移動してからすぐに優香が何食わぬ顔で「ビックリしたなー、もー」とか呑気なことを言ってた。


おいおい、いくらなんでも悠長過ぎるだろって………仮にもお前、吹き飛ばされてるんだぞ。その相手が動きが早いのか何なのか知らないけど、どこに居るのかも分からないんだから。


後……なんで左手だけに血が付いてるの?


怪我をしたわけでは無さそうなのに、なんで手にベッタリと血が付いてるのかが分からん。さっきの一瞬の出来事に何があったんだ?


すると、後ろから殺気を感じて咄嗟に刀を構える。私に刃を向けてきたのは………中学生の頃の、楓デビュー当時の、ママだった。



「ママか………!!ここで本命の1人を出してきたか………!!」


「………………兄、様………!!」


(兄様って………ママが中学の時の美紅さんの呼び方か)



第一、なんで右腕が綺麗に無くなっているのかが気になったが……さっきの優香の手に付いたを見れば察しが付いた。


優香はさっきの一瞬で、吹き飛ばされると同時にママの腕を切断したんだ。

肉を切らせて骨を断つ、ようなものだろう。ただ、優香の方はほぼ無傷でママの腕が消えちゃってるわけだから。


咄嗟にしても、ここまで素早い判断と動きと体と反射神経が相当ハイレベルまで極まってないと出来ない所業よ。


流石は私の幼馴染みだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ