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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-forty-three}

私は2人の目の前で男のスマホを開く。


てか……コイツの待ち受け。さっき私が殺した女じゃない女とのツーショットじゃん。まさかの不倫していたのかよ。あんな見た目も中身も不細工な男でも不倫できる世の中なんだから。


罪悪感が一切無くなったわ。死んで当然の人間だったわ。

あのオッサンは。だから女の香水と明らかに嫁の年代では使わないであろう最近のリップが置いてあったと思った。


これが………日本の家族の在り方か。



「んー、やっぱ総督府からのメッセージは向こうから消されてるか~」


「さっきの女のスマホも総督府からのデータは丸々消されていたからね。自動削除のプログラムでも組み込まれているのかな?」


「さぁね。そっち系は詳しくないから」


「後さ、あのオッサン不倫してたみたいだね。なんか……女も女で頭悪そうな感じだな。男に相手されたかったけど、それが叶わずに今まで男に相手されてこなかったって感じやな」


「バカップルかよ。これが許されるのは高校生まで」


「高校生だからって浮気していいってもんでもないけどね。他人に恨まれることをしちゃだめなことには年齢は関係無い」


「まぁ、私達には関係無いから。殺されちゃったのも何かの因果応報っていうことで」


「どうしようも家庭がこんなにも多かったんだね。今の日本って」


「日本は終わってる国だから。1回滅んだ方がいい」


「優姉ちゃんとちぃねぇだけでも十分滅ぼせそうな勢いだけど」


「大学生の女2人に本当に潰されるような国なら、それこそ本当に滅んだ方がいい。日本人に生まれたことを後悔するわ。今でも後悔しているけど」


「フランスが良かったな~」


「あっ、そっか。千春はフランス語取ってるんだもんね。母国語すら怪しいのに外国語に手を付けるとはって思ってたけど」


「それはそれ。これはこれでしょうが」


「まぁ、良いや。千春、スマホ貸して」


「ほいっ」



持っているスマホを渡すと、優香は幻魔術を使って跡形も無くスマホを消した。GPSか何かは付いているだろうから、流石に持ち歩くわけにもいかないしね。


GPSが付けているなら、総督府のコンピューターをハッキングして位置情報をスマホに転送すれば、いつでもリストに乗っている人間全ての細かい居場所が分かるんだろうけど………


生憎、優香も私も機械には疎い。祐も総督府のコンピューターをハッキングできるほどの高い知識は持ち合わせてはいないようで。


流石に神様言えども、現代のテクノロジーまでは全ては把握していないってことか。全知全能と呼ばれるような存在でも分からないことは分からないってことね。


まぁ、当たり前のことですが。そんな簡単に何もかもが分かる人なんて存在するわけないし。それは神様ですら予測できないのが世の中の現実ってもの。



「んー、どうしようかな………佳織さんがハッキングの方を頼んでいるからなぁ……位置情報さえ分かれば作業ペースは上がるね」


「えっ?佳織さんがやってくれてるの?」


「うん。てか、楓組は私達の味方だよ。ばあちゃんも自分の娘の行動には頭を悩ませてたみたいね?」


「それ、先に言えよ」


「なんで言わねぇんだよ。ぶっ殺すぞ」


「えっ……?そんな言わなくても……」

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