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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-forty-two}

池袋の東口まで飛ぶと、祐が例の車を見つけた。中にはさっき殺した”女”の旦那と思われる男が運転席に座っていた。


向こうからは私達の位置を探ることはできないのに………何やら電話をしているようだけど。協力者に声を掛けているところだろうが、どっちにしろ一般人には私達を殺すことは出来ない。


そもそも、私達が殺したっていうこと自体も理解していなさそうだな。見た感じ、頭の回転は遅い印象を受けた。40歳前後のオジサンで、運転席にこもって電話をするだけ。


それについて私達への何の抑止力になるのかなっていうことを考えていない証拠だよ。そもそも、車の中に入れば安心っていうことがおかしな話である。


不意討ちで仕留められて、死体までも消されてるんだから。密室にいた方が逆に危険かもしれないとかって思わないのかな?


車の中とか………車を爆発させられたら簡単に殺される状況に自分から身を置いてることに気づかない馬鹿野郎だね。



「車の中から出てこない感じ?」


「うん。動き無いね。電話してるくらい」


「じゃあ、殺ってくるか」


「優香。ここは私に行かせて」


「う、うん……まぁ、死体とかまで処理できるんなら任せちゃうけど」


「私だって伊達に最前線組に居るわけじゃない。そんなことくらい出きるよ」


「いつでもフォローできるように、近くで見てるから」


「ありがとう」



私は車の方へと転移して、助手席の方から男を引き摺り出して、そのまま空中に投げ飛ばした。スマホだけは回収して、男は遁術の炎で焼き尽くした。


私達の姿は消えても、術式による炎とかは消すことは出来ないがな……


池袋の空が炎で真っ赤に染まり、通行人達が騒ぎ始め、四方八方に散らばっていった。

散らばったっていうことは……散らばった人間の中にはリストに乗っかっている人間は居ないということで良さげかな。


それか、リストに乗っているとしても死の危険を感じて逃げ出したかのどっちかだな。



「なかなかエグいやり方をするね」


「さっきのさっきで変わりすぎだよね」


「姿も気配も感じないから、助手席まで近付いて車の中から引きずり出して空中に投げ飛ばすとか……それで火遁を使えば同時に死体も処理するって。さっきまで吐いていた人間の戦い方とは思えないね~」


「うん。それは言えてる」


「あれ?千春。なんか車の中物色してない?スマホでも探してるのかな?」


「スマホは電話しているのから奪い取ったのが一瞬だけ見えたよ。それ以外で何か無いか探してるんじゃない?」


「何も無い場所で物が勝手に動いたら余計に怪しまれるのに………割と雑なところがあるんだよなー。そういうところも千春の可愛いところだっちゃ」


「その、だっちゃっていうのは止めた方がいいよ。聞いててイラッてする」


「イライラしてちゃダメだっちゃ★」


「やるなって言ってからすぐにやるんだね。もう呆れて言葉も出ないわ」


「千春が戻ってきたよ」


「車の中を色々と探してみたけど………やっぱ、スマホくらいしか出てこないね。もしかしたら、総督府の繋がりは全部スマホかもね」


「なるほどなるほど」


「軽いな」

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