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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-thirty-nine}

一般人を殺す………下手したら、子供までも手を掛けることになる。

それは流石に私に出来るとは思えなかった。数多の人間を殺してきた立場であって、人を殺めるという行為自体は特に何も感じなくなっていたはずだった。


もう、人間としての道を完全に外れていたはずだった。


それでも、私は………まだ人にしがみついていたいみたいだった。

優香と祐は既に、人を捨ててまで自分達の周りの大切な人間のために動こうとしている。優香に関しては、私の穢れまでも引き受けようとしてくれている。


また、優香に迷惑を掛けてしまう。このままでは。



このタイミングを逃してしまえば、本当に優香はどこかにいってしまう。なぜか、直感でもう2度と会えないように思えてしまった。


私が大切な存在は何か………YESかNOかで、これからの人生を左右する。



「とりあえず、私は行く。気付いたからにはのんびりともしていれないしね」


「私も行くよ。優姉ちゃん」


「分かった。千春はどうする?」


「ちぃねぇ、決めて」


「嫌、やっぱり千春には行かせたくない。手を本当に汚すのは私だけで_________」


「優香!!」


「「………………………………ッ!?」」


「私も、行く。そこで………私の行動で判断して」


「………………覚悟は決まったみたいだね。ごめん。無理させて」


「謝るのはこっちだよ。いつもいつも、1人で何でも抱えさせちゃって……側に居てあげられなくて」


「はははっ、照れちゃうな~」


「流石に一般人の殺害ともなれば、国家まで動くはず。そっちにも総督府は嗅ぎ付けてくるだろうから、しばらくは私のマンションで過ごしてもいいよ。私のところなら足取りは付きにくいはずだから。私の情報を辿れないように、全ての足跡は消してある」


「おけおけ。千春………本当に大丈夫?」


「優香。祐。私は負けたくない。今まで、私の行動で一つで迷惑掛けてきた。特に優香には側に居るつもりでも、優香は孤独の中ずっと戦わせてきてしまった………もう、優香にはそんな辛い思いをさせたくない。優香が辛い思いをするくらいなら、私も請け負う。私が優香の分の辛い思いも全部、受け止めてあげたい!!」


「そ、そこまで良いんだけどな………」


「ちぃねぇ、なんか急に変わったね。別の人格が憑依したみたいな………」


「千春の本心が表面化しただけの話。元から裏で何かと溜め込むタイプだったのは知ってる。それで何だかんだで私のことをずっと見ていたことを知っている。私に悟られにくいような遠いところから、ずっと見ていていたことは察していたから」


「ははっ、なかなか真っ直ぐで純粋でストーカーだね」


「私が初めてちゃんと色々な意味で怖いって思った人間だからさ。私の見る目に間違いは無かったね」


「優香。それって褒めてるの?ディスってるの?どっち?」


「褒めてるんだよ。ちょっと褒め方あれだけど。だからこそ、これが私が千春に対しての本音だよ」


「………………………ッ!!」


「あらっ、ちぃねぇ照れてる」


「うるさいっ!!」


「千春は十分強いよ。だから、そんなに自分を弱いとか変に攻めないで」


「………ありがとう、優香」


「いえいえ~」

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