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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-twenty-eight}

上着を脱ぎながら浴室へ向かう。浴室の手前の洗面所はシャンプーの匂いと湯気が立ち込めている。

それと、ほんのりだけど……優香の香りもちょっとする。本人に聞かれたら間違いなく引かれるな。優香ですらドン引きの発言やな。


2人が何かの拍子で入ってるのを警戒しながら、ちょっと優香の残り香を堪能する。



(あぁ……いい匂い………)


『はぁぁぁい!!ロォォォォンッ!!!!』


『ちょっ………!!本当に姑息な和了り方しやがって………!!また振り込んじゃったじゃんか………!!』


(な、何を騒いでるんだ………?)



リビングの方から優香と祐が叫び散らかしている声が聞こえてきた。そんな叫ぶようなことが起きたのか?何かのゲームをやっているのか。


ロンって叫んでいたから、麻雀をやっていたのかな?麻雀やったことないし、優香とかがやっているのを見ていただけくらいだから。


役の名前は何個か分かるけど、それがどういうことなのかっていうのまでは分からない。


何にせよ、楽しそうなら何よりです。



(けど、ちょっとばかし声量がデカ過ぎるとは思うが………ここの寮は完全防音だから、カラオケとかやってても、窓を開けっ放しにしてるとか以外は声が外に漏れることは無いからね)



そういうのを利用して、ネットで配信したりとかしている友達とかも居たな。


そういや……菜穂を配信か何かやっていたんだっけ?そのことを学食とか一緒になった時に色々と話を聞いていたりしてきたな。それなりに人気配信者だったみたいだし。

歌とかも上手かったんだよな……配信を始めたのも歌手を目指して、自分の声を知ってもらいたかったからっていうのを言っていた。


異界貴族九刃の刺客として私達に近付いたって言うのを死ぬ前に言われた。

それ以外にも、私達の親とかが業界に繋がりがあるし、私達も直接関わったことのある人達も多いから。そういうのを知りたかったっていうのもあるのかもしれない。


歌手を目指して頑張っていたのは……私達の騙すための一つの手段とは思えなかった。死ななかったら、そのまま歌手を目指していたつもりなのだろう。


それか……結憂さん達に何かを吹き込まれていたのかも。どことなく、私達を本気で殺したかったっていうのが伝わってこなかった。

状況が状況っていうのもあったから、流石にある程度は殺気立って居たとは言え……どこか、心ここにあらずっていう印象も垣間見えていた。


もし、結憂さんが夢を叶えさせるというのを条件に私達の抹殺を命じたとしたら。

抹殺まではいかなくても、ある程度の牽制としての役目を果たしてくれれば業界人を紹介するっていう甘い囁きを菜穂に吹き込んだのかもしれない。


優香なら、知っている可能性があるかも……優香も菜穂のことはよく知っている。

私から菜穂のことを話すつもりもないけど、優香にも思うところがあったっていうのは表情を見れば分かる。


優香って優しいところがあるのに、それを自分で抑え込んで非情な振りをしている時もある。そんなことを繰り返していたら、情緒もおかしくなってくるよね……


無茶して過労死なんかしてほしくないな……

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