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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-twenty-three}

「結憂さん、いずれは”本家”の方も殺されるということを分かっていてほしいです。今から殺されるクローンの方に何を言っても無駄ですけど」


「……………ッ!!…………ッ!!」


「動くと体が切れますよ?纏っている結界のお陰である程度は大丈夫だとは思いますが。そのまま動くと結界ごと、体が千切れますよ?」



と言いながら、私は結憂さんを縛っている糸を引っ張った。常に右手に絡ませているから、私がその糸を後ろに引くだけで結憂さんの体はバラバラになる。


結界の影響も考慮して強めに引っ張ると、結憂さんの体は真っ赤な血肉の塊となって地面を血で染め上げた。


私は縛術を解除して優香の方へ向かった。そろそろ終わった頃合いかなと思って見てみると……まだ遊んでいるようだった。



(そろそろ決着着けようよ)


「優香、こっちは終わったよ」


「あらっ、マジか。じゃあ、私も終わりにするか。瑠々さん、すまん」


「…………ッ!?何を…………ッ!!」



優香が瑠々さんに中指を突き立てると、瑠々さんの首が宙を舞った。


コイツ、何をしたんだ………?私が結憂さんと戦っている間に瑠々さんの体に細工していた、っていうところまでしか見えてこないな。


首が無くなった瑠々さんは優香にもたれかかるようにして地面に倒れた。首から出た鮮血を浴びて優香の顔には血が付いていた。


最初から、いつでも殺せるようにしていたんだな……なかなか悪いことをするよ。



「めっちゃ血ぃ付いた。最悪」


「これで3人か。少なくとも2人くらいは出てくるのかな……?柚季さんとか麻里子さんとかも」


「他にもオレンジ頭とその従兄弟が居る。クトゥルフ組も残っていることだし………その2人は術式展開が早い方だから、さっきまでみたいなことはやれないね。それなりの術式使えば何てことない相手のはずだけど」


「今んとこ気配が感じるのは4人………4人!?ってなったけど、そういうことか」


「さっき名前を上げた全員ってところか。戦闘に特化しすぎて気配も満足に消せてないとか、真っ向勝負で勝てるとか思っちゃってるんだろうか?」


「結憂さんも詰めが甘かったね」


「元からアイツは詰めが甘い。詰める時は徹底的に詰めないと駄目なんだよ」


「采配が下手くそだね。戦線出て戦っていた時は結果をそれなりに出していたっぽいのに」


「名プレイヤーが名監督になるとは限らんってことでしょ。名プレイヤーっていうのもどうなのかなって疑問だけどさ」


「結憂さんのことになると悪口しか出てこないんだね」


「アイツに褒められるところなんて何一つとして無いわ」


「親子関係って本当に気を付けないと簡単に崩れるんだね。血が繋がっているから大丈夫だなんていうことは無いのにね。血縁を安心材料って甘く考えている人間が毒親とかって呼ばれて、ゆくゆくは自分の子供に人生を潰される未来が待っている」


「大人になれば話し合って関係が修復できるとか言っても、それはごく一部の話だよ。こっちが許す理由なんて無いんだから。向こうは絶対に頭を下げないんだから。下げられない頭は切り落とすとしか無い」


「それは言えてる」

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