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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-nineteen}

あーあ、とうぶんは収まりそうにもないな。今の優香のブチギレモードは。意外とすぐに落ち着いたりするんだけど、今回は事が事だからな………芽郁さんもなんで、こんな時に限って地雷を思い切り踏んじゃうかな。


ブチギレモードになると、いくら宥めようとしても周りの言葉に耳を貸さなくなっちゃうんだから……私の言葉すらも届かなくなってるもん。


責任取って2人が………って、一応は中学生の女の子である祐は良いとしても、なんちゃって神様の芽郁さんには、この優香を宥めてもらわないと。


自分の尻くらい自分で拭いてくれって思う。



「ちぃねぇ、どうすればいい?手越か山Pの生写真でも渡せば落ち着くかな?赤西君のも渡せるけど」


「単純な癖に物では釣られないという面倒臭いところあるからな……芽郁さん、責任もって優香の宥め役をお願いいたしますよ」


「な、なんでよ………!?」


「なんでよじゃないよ。怒らせたのお前だろ」


「なんで芽郁は他人の地雷を踏むのだけは異様に上手いんだよ………この自称神様、こんなにも地雷職人だったとは思わなかったわ……」


「ど、どうすればいいんだよぉ………」


「なんでもいいから。早くしろよ。ぶっ殺すよ」


「ひぃ………!!」


「何でお前が泣いてんだよ。涙腺引きちぎってやろうか?」


「やっちゃっていいと思うよ。コイツは要らないよ。どーせ、戦線に出ところで使いもんにならないっしょ」


「違いないな」


「ちょっと外の空気吸ってくるついでに、瑠々さんとかのクローン潰しておくから。その後は適当に時間潰したりして帰るわ」


「あっ………はい」


「こう、なんかモジモジしてるのもイライラするんだよな………あっ、祐も危ないから安全なところに居ていいよ。私と千春でなんとかなるから」


「結憂さんの気配まで感じるな。さっき私が気配消さないようにしたら、一気にゴキブリみたいに集まってきたよ」


「それはそれで好都合なりー」


「ぶっ殺してくるなりー」


「こんな棒読みで殺気に満ちた「なりー」を聞く羽目になるとは…………」


「ババア。終わったらLINEするから出口空けておけよ。今度はちゃんとセキュリティやっておけよ?また要らねぇもん入ってきても対処しねぇからな?お前一人で何とかしろよ」


「はい」


「コイツ、ニワトリ以上にすぐ忘れるから駄目だよ。なんか連絡来てもシカトしておこうよ」


「うん。そうする」


「ちゃんと覚えています」


「口を閉ざせ」


「アンタもついでに殺されたくなかったから余計なことをしないでよね?分かった?」


「はい」


「行こう。優香」


「ういー」



優香が刀を左手に握って、芽郁さんに向かって斬撃を飛ばした。芽郁さんの顔スレスレに放たれた斬撃は、芽郁さんの後ろの壁に綺麗に一直線の深い線が入った。


私はIQOSを吸いながら、先に地上に転移した。優香のストレス発散に巻き込まれるのはごめんだから。ちょっとした怪我で済まなそうだから。



(あっ……これは、結憂さんの時の最前線組が勢揃いしてるな。プラスアルファで雑魚が何匹かってとこかな?)



これくらいなら、全然問題は無さそうだな。

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