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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-seventeen}

「それもそうだけど………けど、優香と千春なら楓組のクローン討伐に関しては不安は無いよ。私とかじゃ無理でも、優香達なら何とかできるくらいのものではあるはず。本家を圧倒して致命傷を与えているくらいなんだから。しかも、異能一切無しの状態でやってるんだからさ……それよりもちょっと強いくらいじゃ、2人の現段階の全力でもどうにでもなるでしょ?」


「どうなんだろ………流石に自分を持って言えないですよ……」


「そこに関しては私もってところっす。あくまで情報のうちだけで、最前線組なんて想像の斜め上を行くような連中しか居ない。そもそも、楓組だけのクローンを作っているとは思えないし。そもそも、それぞれ一体ずつだけとは限らないですし」


「そうだね。ただ、こちら側には総督府にとっては黒幕であるクババの私と、その母親にあたるリリス様が居るわけだ。そもそも世界を作り出せるような力を持っている神が2人も居るんだよ?そんな圧倒されている未来は少なくとも見えてこないな」


「芽郁。勝手なことを言うな。そんなに言うならお前も戦場に、前線に出て戦うっていうことだよね?それを覚悟の上で話しているっていうことだよね?前線に出ないで呑気な真似をさせるほど甘やかさないよ?」


「分かってるって。女子大生2人が頑張っているのに、そこに報いない神様とか存在する意味がないじゃん?」


「不安しか無いんですけど。さっきまでふざけていた奴等に何を信用しろっていう話ですよ。私達が来るっていうことを分かってるなら、最初から居るっていうことを伝えろって話だよ。私、声聞いた瞬間に芽郁かんって気付いてから、本気で殺してやろうかなって思ってたくらいだから」


「ちょっ………そんな言い方しなくても良いじゃん」


「何がのんびりしてる暇がねぇだよ。遊んでるくさにナメたこと言ってんじゃねぇよ」


「「………………………………すみませんでした」」


「優香、落ち着こうよ。終わったことでピリピリしていたら勿体無いよ」


「チッ………うぜぇな………!!」



優香は相当イライラが溜まっていた模様。


壁を蹴り飛ばして穴を空けていた。芽郁さんと祐は止めようとしたけど、あまりの殺気にビビって震えて何も言えなくなっていた。


2人がビビっているのも変な話だ。この2人が余計なことをせずに、ちゃんと最初から情報共有をしていればよかったのに。変におちょくるような感じで、優香の神経を逆撫でした方に責任があると思う。


こりゃ作戦が始まっても、芽郁さんは一切サボれなくなったね。サボった瞬間に優香がブチギレるよ。上の立場には当たりがすこぶる強くなる性格だから。サボったり、口だけの奴等には余計にだよね。


止めろって言っても言うこと聞かなくなるからな………キレさせない方が身のためなのに。祐はともかく、芽郁さんは優香の性格をそれとなく分かっているはずなのに、なんで今回のようなことをしてしまったのかが理解できない。


こんなアホ神を大将として戦線に立ちたくないな。まぁ、そういうのがない総力戦だから。こっちは指揮系統という概念が存在しない特殊な戦いになるかもね。

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