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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-fourteen}

黒の大理石で作られた、少し薄暗い部屋。その部屋の奥に絨毯一枚の上に座っている女の人が居た。その女の人は私達に挨拶をした後に私達のところにやってきた。真っ白の仮面を付けていて顔を隠している様子だった。


ただ、どこかで聞いたことのある声だったっていうの感じた。



(なんか、この感じ………)


「ん?やっぱ芽郁さんっすよね?」


「だ、誰かな?芽郁っていうのは?」


「アンタのことを言ってるんだけど。その声といい、なんとなく背丈とかも本人でしょ。髪型まで本人でしょうよ」


「…………私はクババ」


「「芽郁さんだ」」


「はぁ…………芽郁。良いよ。隠さなくて」


「ちぇー、ちょっとは遊べるのかと思ったのになー。2人には仮面被ったくらいじゃすぐ分かるか」


「散々私達のことを言ってくれたらしいですねぇ?祐から聞いたよ」


「そうっすよね。化物は良いとしても、怖いってなんなんすか?化物が化物怖がってどうするんすか?」


「それもそうね」


「てごちゃんも私が居るっていうことを伝えておけば良かったのに。てごちゃんこそ、言うてドッキリみたいのを狙っていたんじゃないのかな?」


「そ、そんなわけないじゃん」


「「「図星かよ」」」


「あれ?祐って芽郁さんの母親なんじゃないの?なんか親子っていうか……普通に友達みたいな感じの呼び方なんすか?」


「なんか、気付いたら………こうなってた?みたいな」


「特に深い理由は無いよ」


「あれま」


「変に親子って感じよりもこっちの方が話しやすいからね。転生繰り返していると、タイミングによってはお互いの年の差が逆になるから。今回みたいに」


「そういうことね」


「ただ、芽郁は今回から神の地位をしっかり作っちゃったからね……とうぶんは転生しないだろうね?明らかに老いが感じるまでは、その体で生き続けるんだろうけど」


「ちょっと~、てごちゃん~、そんな言い方しないでよ~?今の世の中が気に入ってるだけで、もう少し成り行きを見たり、優香達とかと関わりたいんだよ~」


「私はあまり関わりたいなって思ったことはないっす」


「同意」


「って、言われてますけど?」


「冷たっ………!!」


「で、なんで芽郁さんが私達をわざわざこんなところまで呼び出したんですか?」


「ここなら総督府の目は一切届いていないからね。総督府の人間が来たっていうのは、優香達の前だと………1000年いかないくらい前の話だったかな?そんなに前になってくると詳しくは覚えていないよ。来たったっても、たまたま場所が悪すぎて。ここに来ちゃったわけだよ。気付いたら居なくなってた」


「木に食われたんだな。ちぃねぇも食われそうになってたから。優姉ちゃんが止めてなかったら、またそこで面倒なことになっていたよ」


「私の声で結界を破壊するっていうのは余計なことじゃなかったの?芽郁さんだったなら、わざわざそんなことしなくても良かったじゃん。普通に芽郁さんから解除してもらえば」


「芽郁が出来るなら、最初からそうしてたよ」


「うんうん」


「クババって意外とポンコツなんだな」


「こらこら、神様に向かって無礼だぞ」


「へいへい」

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