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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-thirteen}











◈ ◉ ◈ ◉ ◈ ◉











極相地帯の最深部にあるアヌンナキを管理している人間が居る拠点にやってきた。優香とは既に仲直りをして何事も無かったように話している。


喧嘩もコミュニケーションの一環としかお互いに思っていないから、喧嘩したからっていって気まずくなって話さなくなるなんていうことは無い。


常に本音で話しているからこその関係性とも言える。

ここまでの関係性を築いている人は稀だよね。家族間ですらも滅多に無いことだと思う。じゃなかったら離婚とか毒親っていうのが存在しないわけだから。


他人を他人とは思えないレベル、良い意味で自分の同じ様な人間だから。そう思ってお互いに変に隠し事をしないから。


理想と言えば理想だけど、それが起こり得ることが皆無に近いからこそ、現実ではなく理想として扱われるんだろう。


祐も「さっきまであんなバチバチだったのにね」って少し引いていた。この世界を数千年で見ているであろう祐ですらも見たこと無い物を見たようなリアクションをしているわけだから。人間として、人格までも本当に特殊なんだな、私達って改めて実感したところ。



案内された拠点の場所は、地上とは殆ど変わらない明るさと、田舎を感じさせるくらいの街だった。畑や田んぼもあって、天候や昼夜の変化も私達の世界と変わらず起こるみたい。


多分、祐の本来の……神の力なのだろう。世界を作れるくらいだから、その縮図のような場所をもう一つ作るというのは容易なことなのだろう。


生い茂っている私達の身長の倍の高さがある草が生い茂ったところに出来た道を歩いていって、その先にある黒の立方体の建物の中へと案内された。



「この建物って………カアバみたいな?」


「かあば?」


「イスラム教だかユダヤ教の聖地にある建物だよ。この建物とソックリなヤツ」


「地球にも同じ様なものがあったんだね~」


「クババを祀るためのものだったかな」


「えっ?芽郁さんが祀られているの?それはちょっと面白いかも」


「あんなん祀ってもご利益無いでしょ。私達がFGOox-01211の奥地に行った時に茂みから全身に葉っぱくっつけて息切らしていたような人間だよ?」


「人間じゃないから。あれでも一応は神なんだから。ちょいちょいLINE来るんだよ。総督府のことやら2人のことやらで」


「あら?私達まで?」


「普通に化物呼ばわりしていたよ。アイツ」


「殺してもいいのかな?殺したら世界がなくなるっていうわけじゃないなら………」


「そういうことを言うからビビってるんだよ。ずっと怖い怖いって言ってるんだから」


「優香はともかく、私は何にもしていないじゃん。………たぶん?」


「心当たりあるのかもって時点でアウトだよ」


「失礼します。ただいま、リリス様と先日からお話していた優香様と千春様にお越しいただきました」


「おわっ、ひろっ………後、何にも無いな」


「人が一人、絨毯の上に座っているだけの黒の大理石の部屋か………」


「初めまして。優香さん、千春さん」


「「あっ、初めましてー」」

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