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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-ten}

「千春、いっちょ決めたれ!!」


「いやいや、普通に喉に負担掛かりすぎるから!!下手したら肥が一発で終わるわ!!」


「ちょっと前に一回やってたじゃん。アレやればいいんだよ」


「アレよりも全然出力とか微調整必要なんですけど!?」


「千春、自分を信じるんだ」


「それ言えば私の自己肯定感が上がると思ってんのか、このクソメガネが」


「ちぃねぇならやれる!!」


「祐まで…………分かったよ。一回やって出来なかったら普通にやるから」


「ほらほらー、急いで急いでー。ハリーアップ、ハリーアップ!!」


「早くっていうなら普通にやらせろよ」


「やらせろよってなんか………えっちぃな」


「うるせぇよ、メガネかち割るぞ」


「メガネは私の手相の生命線よりも生命線だから駄目だよ」


「何言ってんだよ、意味わかんねぇよ」


「安心せーい。自分でも何を言ってるのかサッパリだったから」


「だったら言うんじゃねぇよ。ふぅ………よしっ、やるか」


「「ふぁいてぃんっ!!ふぁいてぃんっ!!」」


「静かにして。気が散って調整ミスるから。後、なんか来たら静かに瞬殺して」


「イエッサー!!承りーの!!」


「メガネ、お前から消してやろうか?」


「…………………………………………………………」


「よしよし、良い子だ」



さて………まずは声帯に保護術式と声量増幅の術式を組み込む。


後は感覚を研ぎ澄ませて音程や周波数を調節する。多分、音量と音程、周波数……だけじゃないと思う。抑揚とかも調整しないと壊れないと思う。


理論上可能って実際にやるのは不可能に近いことが多いんだよ。

特に人間の体の場合は。言うことは簡単だけど、実際には体調とか、そもそも生まれ持った先天的な身体能力とか関わってくる部分だから。


声帯の作りこそ、後から自然に変わるなんていうことは無いんだから。

声変わりはしても、あくまで成長の過程というだけだから、先天的なものから大きく外れたことは出来ないから。


デリケートな部分に魔術使って無理矢理、本来なら出ないはずの音量とかを出すんだから。声帯なんて、普通に話しているだけでも負担が掛かるくらいなんだからさ………


こんなしょーもないことで声帯壊れるとか洒落にならないよ。



(えっと………音程は………)


「はあああぁぁぁぁァァァァアアアアーーーー」


「発声練習の段階で、音量と高音域出てるの凄いな」


「声帯が柱間細胞で出来てるから」



無視だ。無視。外野の言葉はシカトする。



(ビブラートも掛けるか………そうすれば、意外といけるかもしれない)


「ふぅぅぅぅ…………すぅぅぅぅ………あー、あー、あっ、あっー、はぁぁ~~~~~、プルルルルル………」


「裏声発声とか巻き舌とかやっているあたり、結構ガチでやってくれるみたいね」


「これはどうなることや________」


〈〈スゥ…………………はあぁぁぁぁぁァァァァァァァァアアァァアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーー~~~~~~~~~ッ!!!!!!!!!!!!!!〉〉


「ビブラートえっぐっ………!!てか、鼓膜が破れりゅぅ…………!!」


「ァァァァ……………ふすぅ………」


「どうだ………?」


「わくわく」


「いけたよ。下の方からピキッて音が聞こえたから。このまま一気に結界が崩れる」


「「マジでやりやがったよ」」

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