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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {one-hundred-nine}

「ちぃねぇよりは良いよ。馬鹿な癖に、そういう勘すらも冴えてないから」


「小言が胸に致命傷になりそうなくらいに突き刺さる」


「メンヘラにとっては事実は致命傷に至る暴言なんだよ!!」


「おい、優香。お前も大概やぞ」


「2人とも、どこ行っても漫才じみたことやらないと気が済まないんか」


「「そういうわけじゃないよ」」


「……………ハモったことにはついては何もツッコまないよ?」


「てか、どうやって下に行くの?どっかに穴があるわけでもないのに」


「何も無かったら適当に術式を張って、それで穴作って直接向かえたりするんだけど……どうやら今までの戦いの影響もあってか、セキュリティとして複雑に高難易度の術式を組み込んでいる。多分、遁術やら幻魔術やらが織り混ざっているような術式だよ」


「異能力のハイパーインフレが起きていますけど」


「こういうのって、逆張りしていくのが白銀少女戦記ってもんじゃないの?」


「敵がどんどん強くなっているのに、セキュリティをどんどん弱くしていくことに何のメリットがあるんだよ。物語の流れ的にもファンタジーやアクション系はインフレが起こってこそが真骨頂みたいなところあるじゃんか」


「メタメタやな。それは制作側の意見であっても、登場人物の私達にとっては無関係な意見だ。そんな意見を易々と聞くと思う?」


「知らんがな」


「聞いちゃうよーん★テイッ★」


「だったら無駄口を叩くな。2人とも、幻魔術とか遁術使えるんだよね?しかも、楓組よりも上の段階まで極めているんだよね?チャチャッと壊してほしいんだけど。壊した理由とかについては私が説明するし、下に降りたと同時に新しく結界を張り直す。私の術式なら私が居れば何とかなるし。2人だけなら通り抜けられるくらいのものにすれば良いかなって」


「結界ってワイングラスみたいに音の周波数の変化とかに弱いらしいよね?人間の出す声で理論上は破壊できるらしいよ」


「聞いたことあるな。でも、それって130dB(デシベル)以上の音量で、周波数は……確か、Hz換算よりも音域でいうところのhiG#くらいだよね?」


「千春って地声MAX音域だとどこら辺?」


「hiGかな。調子良いときにhiG#くらいかな?」


「めちゃくちゃ高い声出るやんけ。男みたいな地声で喋ってるくせに」


「だったら、出せるんじゃないのかな?魔術とかでちょっと音量と音域と……細かい周波数とかを調整すれば。多分、遁術とか幻魔術使わなくても壊せるはず」


「でもさ、そんなまどろっこしいことやらなくて普通に術式使えばよくない?さっきの話は例えばの話であって」


「ここでシンプルな魔術と声だけでセキュリティの結界を破壊できたとなれば、アヌンナキ内で喧嘩を売ってくる奴は居ないよ。無敵の存在になれる」


「祐が居るんだから。わざわざ無敵を目指さなくてもいいと思う」


「私はあくまで、ただのカンフル剤くらいに思ってくれればいいよ。そんな程度の存在よ?」


「そんなわけないでしょうが。創造神がそんな低いポジションな訳ないでしょうが」

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