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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {seventy-eight}

王様ね………人の上に立ちたいとか、そういうのが一切無いから。

なんなら立ちたくないっていう気持ちの方が大きい。あんなのをやりたくてやってる奴居るのか?っていうくらいに思ってるから。


何やっても文句言われたりとか後ろ指差されるような地位に誰もなりたくはないでしょ。それが顕著に現れた結果が、FGOox-01211の王が綾音さんの後に誰も決まらないっていうわけで。


上層部同士でも「私はやりたくない」とか言っていって……消去法で私を勝手に候補に入れてるんだろう。断ることも出来るんだけどさ。


私の気持ちで言うと、断るつもり10割ですけどね。



「私は……王にはならないよ」


「そういうと思ったよ」


「こんだけ我が強かったら、逆に無理かもね」


「強制じゃないのは有り難いけど」


「多分、上層部の奴等が適当になるんじゃないの?そしたら」


「なんだかんだでのんびりだからね。綾音さん、そう簡単に死にそうにないし」


「あの人も結構な年齢だけど、あの人が死んでるところとか想像付かないもんね」


「だって、柊さんとかいくつよ?話じゃん。今は総督府を一応は引退って言っても……110歳?くらいいってるでしょ?火浦家の遺伝子がいくら肉体が人間止めてるとは言っても………そんなオババがクエストたまにやってるとかさ、考えられる?そもそも寿命がエグいねん」


「そう考えると、やっぱ綾音さんも同じようなもんかな?」


「柊さん、ヴァルドヘイム大戦に参加したばっかの彩陽さんを知ってるみたいだしね。私が入院している時に柊さんと会ったんだけど……その時に中学生くらいの、あどけない感じの彩陽さんとの写真あったし。アトランティス大陸に行った時の写真だったかな?」


「あそこも今は凄い都市化進んでるよね。ところどころ、地面抉れていたりするのは彩陽さんとか、みゆきさんの能力だったっていう話を聞いたことがある」


「あれを遺跡みたいな扱いにするの、どうかと思うけどね。戦場の跡やんけ」


「そこは良いんじゃない?今は割かし平和なんだし」


「そういう問題か?」


「戦場の後とは言っても、あんな風に地面が津波のようにえぐれてるのっていうの無いじゃん。海の中の津波っていうことで観光名所にもなってるし。アレ、観光客には地殻変動による自然に出来たものっていう扱いになってるから」


「地殻変動でああなるわけないやろ」


「学者には口止めさせてるらしいけどね」


「裏の力ってこわっ~、ひゃー」


「まだまだ甘い方でしょ。ヴァルドヘイムの圧力のかけ方としては」


「まーね。その程度なら私も何も突っ込まないよ」


「総督府の裏の力の抑止力が大学生2人っていうのがビックリだよ。ヴァルドヘイムどうなってんだって思う」


「実力超至上主義だから。年功序列とかそういう概念がないから。クエストバーサーカーには、いわゆるテンプレの無能のイキリは存在しない。そういう奴等の処理も私達は任されてるから」


「うんうん。それは殺害人数に入らないから」


「うわぁ………異界貴族九刃の方が平和だったな………」


「あそこより酷いのかよ」


「トップだった私が言うんだから間違いないよ」

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