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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {seventy-five}












◈ ◉ ◈ ◉ ◈ ◉










「で、連れてきたと?」


「あっ?祐を連れてきて……なんか文句あんのかよ」


「別にそうは言ってないじゃん」


「なんなの?その言い方。いちいち喧嘩腰でよ?お前のこと、いつでも殺せるっていうの分かってんの?」


「優姉ちゃん、ちょっと落ち着いてって……ちぃねぇも止めてよ」


「いつものことだからさ。いずれ慣れるよ」


「結局、父さんと同じことを………私もやっていたと言え、今回ばかりは相手が相手なんだよ。そう簡単に許可が下りるような____」


「今すぐOKするか、それとも総督府もろとも、お前ら全員私の手で殺すか?どっちがいい?」


「…………………………………………ッ!?」


(今回は本気だな。危なくなったら止めよう)



祐を連れて総督府に戻ってから数日が経過。祐は総督府の病院で入院してからすぐに体も回復した。切断された四肢も再生されて、体の内部破壊の後遺症も一切見られない状態に。


退院してからすぐに祐を結憂さんのところに連れていっては………すぐにこの状態だった。


予想はしていたけど、今日のは優香が本気で総督府を潰す気みたい。結憂さんの答え次第では………総督府は綺麗に更地になるだろうね。


ちなみに、祐って呼び方は祐佳だと優香と呼び方が被るからってことで、識別のために祐って呼ぶことにした。

文字だと漢字が違うから分かりやすいんだけど……どうしても言葉にするとね。ゴチャゴチャになっちゃうんだよ。


祐呼びは優香が決めたことだし、祐の私達の呼び方も優香が適当に決めていたことだから。それだけ思い入れがあるなら、そりゃ結憂さんにも対しても殺意を向けるのも無理はない。


私も、優香の意見には賛同している。美紅さんと綾音さんも召喚されるだろうから、その2人とも刃を交える覚悟はとっくに出来ている。


交えるっていうか……私が一方的に殺すっていう展開しか見えてこないけどさ。



「優姉ちゃん、別にそこまで無理にとは………」


「いいんじゃない?勝手に許可証作っちゃえば?」


「それもそうだ。それでいい?母さん」


「……………………………勝手にして」


「チッ…………他人をイラつかせるのは天才的だな。殺されねぇだけ有り難いと思え。お前らがその気なら上層部のなんちゃって幹部から潰していくからな?じいちゃんを真っ先に消すから」


「…………………………………………………」


「気分悪ぃ、行くよ。2人とも」


「う、うん……………」


「結憂さん、貴方は選択肢をミスることが増えましたね。自分の立場とかを弁えて発言することは色々な人から教わったのでは?」


「…………………………………………………」


「ババア、お前のその口は飾りか?」


「いいよもう。一緒の空気吸っててもキリがないよ」


「分かったよ。優香と祐に感謝するんだな」



私は優香と祐を連れて外の喫煙所へと向かった。


気分転換にでも……って広場を3人で歩こうと思ったけど、生憎の天気で土砂降りだ。喫煙所で雨宿りしているだけになってしまった。


外の空気を吸って落ち着こうと思ったのに、雨の匂いと湿っぽい空気で少し気分が複雑だ。けど、雨の音っていうのが自然と心を落ち着かせる。


優香の方も長いため息をついてタバコに火をつけて地面に座り込んでいた。



「あーあ、日に日に物分かり悪くなってんな、アイツ」


「もう結憂さんの話は止めよ。優香は一回イライラすると収まるまで時間掛かるんだから。いつまでも考え込む癖のせいで」


「優姉ちゃんも可愛いとこあるんだね」


「うっさいわい」

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