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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {seventy-one}

「それで………手越さんは?」


(おっ、いきなり詰めるか。時間との勝負になるから当たり前の質問か?)


「てごっちゃんが動けない状況ですから。代わりに私が……ってところですね」


「気配が急に消えたのは何故ですかね~?ちょっくら盗聴してたんですけど」


「あらあら、なかなか趣味の悪い………今までの最前線組とは違って、暗部も兼ねてるんですか。てごっちゃんは今は用事があって気配を消してるんです」


「それも、手越さんの能力ですか?」


「うーん……そこは詳しくは教えられま_____」


「……………………ッ!?」



気づいたら優香が抜刀していて、それと同時に山下智恵の首が地面に切り落とされていた。あまりの一瞬の出来事に、何一つとして目で追えなかった。


でも、これで優香の考えは分かった……そして、異界貴族九刃がどういうこと状況に置かれているのか、ということも。



「千春………手越さん、私は助けに行くけど……」


「そんなことだろうと思ったよ。優香、手越さんだけを助けるつもりでしょ?嫌……残り5人が手越さんをリンチしてるから、その5人を全滅させて手越さんだけを捕虜という形でヴァルドヘイムにつれていく………そんなところかな?」


「当たり。そこまで私って分かりやすい?」


「私以外には分からないよ。何年の付き合いだと思ってるの?それに、私だって他人の顔色見れば大体のことが分かる。優香と似た生き物だって、それは優香が一番分かってるでしょ?」


「参っちゃうな~」


「私は優香を裏切らない。優香がしたいことには全力で応援する。けど、私なりのやり方であっても、そこら辺は許容してね?」


「もちのろん~」


「今の私、優香以上に手荒くなるかも」


「お、おう………程度は弁えてね?」


「うん。弁えないつもりだから」


「そーですか」



私は優香にピースサインをすると、閃光スキルと転移スキルを組み合わせて、5人の僅かな気配を辿ってピンポイントの座標と階層に飛んだ。


そこの階層……部屋には、血塗れで四肢を切断されて体を鎖で縛られて動けなくなっている金髪の男の人……手越さんの姿があった。



(なるほどね……リーダーだけは男だったわけか。大奥みたいな構成だったんだな)



手越さんは目に涙を浮かべながら、地面に血を吐き続けていた。四肢を切断されて出血多量……だけじゃなくて、内臓も半分以上は何かの術式で潰されてたりしてるんだろうな。


手越さんの下半身……真っ赤に染まってるし。



「はぁ………うぅ………」


(どうでもいいけど、女の子みたいな声してるな……私よりも高いんじゃないの?)



メゾソプラノの、高音域の声だね。男でここまで高い声の人、初めてかもね。見た目も割と中性的と言えば中性的だし。



「ん?おっ?単独で……?まさか、あの赤城優香でも破るのに苦労した結界を突破してくるとはね……」


「結界?なんの事?」


「創星………やっぱ、コイツには無意味な結界か」


「手越さんを解放するんだ。身柄は私達で管理する」


「…………………鷹山……千春………?」

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