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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {seventy}

落ち込んだ優香を慰めるのも慣れてきちゃったよ。一種の作業ゲーみたいになっちゃってるのは良くないなって思うが。


優香と私は2人で拠点の壁に寄りかかって座り込んではタバコを吸い始めた。FGOox-01211の言語で「拠点内禁煙」のような文字が書いてあったけど、何も見なかったことにした。


もう、ここでタバコ吸っててのんびりしてても良いような気がするくらいに……異界貴族九刃に対してはどうでもいい感情が湧いていた。



「はぁ………なんだかな………」


「でも、逆に7人は救える可能性が出てきた。それだけでも十分って考えるのが妥当かもね」


「けどさ、ここで異界貴族九刃が降伏するってなると……余計に黒幕(クババ)のことについては遠退く気がするんだよね。遠退くどころか、ほぼ振り出しに戻るんじゃないのかな?」


「そもそも、実体があるものなのかっていうのも疑問だしね。女王っていう呼ばれ方をしているからって肉体を持った生物って考えること自体が間違いかもよ?」


「………それも、そっか」


「それにそこまでの力を持っているなら、何回も転生しててもおかしくはない。もうすでに誰かの魂を乗っ取っているのかも……とかさ」


「そういうスピリチュアルとか都市伝説には私は詳しくないよ。やりすぎ都市伝説の関さんに聞かないと分からんよ」


「関さんと知り合い?」


「な訳」


「ちょいちょい、君達。ここは禁煙って書いてあるの分からないの?」


「「………………………………?」」



私達の目の前に現れたのは……異界貴族九刃だ。


顔を見る限り、おそらくは山下智恵か。わざわざ第二位がお出迎えなすったか。向こうに敵意は感じられないけど……気は抜けないね。


優香はのんきにスマホをいじってる……ように見せ掛けて私にLINEを送ってきた。私の違和感を言い当てるかのようなメッセージを。



ゆーか《手越祐佳じゃないのは、なんでだろうね?》



(………………わざわざ、なんで第二位がお出迎えなんだろうね?)



何か裏があるのは間違いない。さっきまで盗聴していたけど、手越祐佳の気配は綺麗に消えている。何者かに消されたっていう感じはするしね。


まぁ、大方予想はついてるけどさ。


優香もちょっと顔が暗い。

この後の展開は私も想像が出きる。ただ、優香にとっては当初の目的とは違って大きく違った……悪い方向に変わるんだからね。



「あー、すみません。もしかして……第二位の山下さんですかね?」


「やっぱり顔見れば私達の事は分かるくらいには調べているんだね?」


「ただ、手越さんについてはこれっぽっちもですが」


「名前だけ知ってるだけでも十分ですよ。うちのリーダー、個人情報は一切外部に漏らさない主義ですから」


「ですよね~」


(優香、どうする………?)



明るく振る舞っているけど、どことなく……殺意を感じる。


暗く重い、殺意だった。


優香は私にもメッセージを送らなくなった。だから、私には優香の考えが一切読めなくなった。


けど、最善策をとろうという意思は感じられる。ここは優香の判断に任せよう。

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