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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {sixty-nine}











ーーーーーーーーーーーーー◈◉











「……………だってさ、優香。これでも優香は殺すの?」


「流石にそこまで私だって人を捨てたつもりはないよ。寧ろ、何か色々と事情があるのは目に見えている。もしかしたら、私達2人にも有り得た未来だから……特に手越さんの方はね」


「そう、だね……」


「てか、私の意思はともかく………千春は全員殺したいんだもんね」


「当たり前だよ。脅威なことには変わりはない」


「じゃあ………私を殺してみる?そうすれば好きに判断していいよ」


「悪い冗談よしてよ。分かってるって。別に、敵意が無いなら殺す必要は無いしさ」


「ははっ、そういうと思ったよ。増田瑞貴以来から一切動きがなくなったし、根城の方も簡単に突き止められた………この段階で相手に私達に喧嘩を売ろうなんていうのは無いでしょ」


「けど、向こうがどこまで大人しくしてくれるか……だけど」


「反発はしても、反乱まで起こそうという馬鹿な奴は居ないでしょ。2人も瞬殺されてるんだから。向こうにも私達が総督府の事実上の最終決定機関ってことは分かってるはずだし。そういう風な情報はアルさんの方に流させたから」


「…………優香、優しいね」


「なにが?」


「最初から………助ける気だったんだね」


「…………………増田瑞貴、草野博子は、流石に予想外だったってだけ言っておくよ。詳しいことを千春にも言いたくない………」


「言わなくていいよ。無理しないで」


「ごめん………千春………」



異界貴族九刃(ニュース・エクスカリバー)の拠点の付近で私の遁術と魔術を織り交ぜた術式で中の話を盗聴していた。

私は異界貴族九刃を殺すための情報を得ようとしていたが、優香は最初から目的が違っていたみたい。


優香は………最初から異界貴族九刃を助ける気で居たんだ。9人全員、殺すことなく。



(優香も、やっぱ…………あの人達の子供だよ)



優香は自分では冷酷とか言ってるけど、本当に優しすぎるよ。弱さ……と言ってもいいくらいの優しさだよ。向こうから売っていた喧嘩なのに、それを見逃すどころか助けるとか考えてるんだからね。


自分達と同じ様なことで苦しんでるからっていう理由だけでさ。でも、それが優香の良いところ。一番って言って良いくらい好きなところ。



「はぁ………慣れてるから。何年の付き合いだと思ってるんだよ」


「……………………………………………」


「こういう時に限って何も喋らないの、ズルいよ」


「ごめん………」


「全く………私から優香の意思とかは説明しておくから。後は優香の気持ちが落ち着いてから、テキトーにFGOox-01211と総督府に伝えておいてね?」


「うん…………」


「事実上のヴァルドヘイムのトップなんだから。私だけじゃなくて………優香と私の2人でやってるんだから。片割れがそんなんじゃ、この先やっていけないよ?」


「そうだよね………ちゃんとしなきゃいけないのにな………」


「まぁ、普段から筋を通しすぎてて気持ち悪いくらいだから。たまには筋を通さないっていうのも良いんじゃない?私が言えたことじゃないけど」


「ほんとだよ。お前には言われたくない」


「元気になった?」


「多少はね」


「その意気」

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