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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {fifty-six}

「「………………………………ッ!!??」」


「流石に早いな……まさか、こんなにも早くバレるとは……」


「間に合わなかった………!!」


「……………お前……!!関係の無い人間まで巻き込みやがって………!!友達までも……よくもぉ………!!」


「ち、千春………!!」


「あぁぁぁぁぁぁぁアアアアア”ぁ”ぁ”ぁぁぁ”ア”ァァァアアアア!!!!!!」


「”規格外”の次女か。天才の娘の実力はいかなるものか_______!!」


「”彗星(コメット)虹彩螺旋連撃(アルク・アン・シエル)”!!」


「生身一つでパワードスーツを着た俺に挑むとは………その勇気だけは褒めてや______」


「死ね…………!!」


「ぁあ………?かはっ_______」


「おっ………?」



私のスキルである、”星スキル”。


星に限定されるのではなく、宇宙に存在する全ての性質や理を操作するもの。


歴代の使用者でも発現した人は居ても、その能力を扱えるものは少なかった。


歴代の使用者は使いこなすことが出来ずに、逆にスキルによって自分の身を滅ぼしてしまった人ばかり。唯一、スキルの中でも発現と同時に力の行使が禁じられたもの。


私はそこをクリアして……自分自身が死ぬという最大のリスクを背負わずとも能力を扱える。



「か、体が………消えていく………!?」


「お前の体を原子レベルで分解した……その魂すらも、2度と蘇ることができないように、消し飛ばしてやる………!!」


「チッ………!!まさか………本当に、星スキルを扱える化物が居たとは………!!世の中の理を操作する人間か………!!」


「あまり……使いたくはなかったけど……」


「今回の最前線組は………ジョーカー揃いってわけかよ……とんでもないババを引いちまったもんだ………」



そう言い残して、男は私の目の前から跡形も無く消え去った……パワードスーツごと、塵すらも残さずに。



「はぁ……はぁ………かはっ!!」


「千春!?」


(あーあ………また、これか………)



死ぬというリスクだけは回避できても、体への負担は避けられない……ただの傷っていう扱いだから、魔術で治すことは出来る。

スキルによるダメージを受けたら、その都度に体を回復させれば……実質、無限に星スキルを扱えることになる。


ただ、痛いものは痛いけどね……



「ゆ、優香………だ、大丈夫……治せるから……」


「流石に目の前で血を吐かれたら焦るよ!!」


「へーき、へーき。これくらいなら全然治せるから。なんてことないから」



私は傷付いた内臓を魔術で治療した。


使う度に損傷する箇所が変わるから面倒なんだよな……場合によっては心臓とか脳に損傷がいくこともあるから。

本来なら死ぬはずであっても、親のタフさを受け継いでいるからこそ、致命傷にはならずに済んでいるようなもの。


私の体だからこそ、扱えるスキルって感じだね。このスキルを扱うために作られた体と言ってもいいくらいに私と星スキルは相性が良いみたいだ。



「ふぅ………まさか、学校内にまで潜んでいるなんて思わなかった……」


「そ、そうだね。どうやら、本気でヴァルドヘイムを潰しにきているみたいだ」


「私達の、戦いに無関係の人間から殺していくなんて………タチ悪すぎ」


「言えてる」

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