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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {forty-eight}

人間に合う合わないがあるのは勿論分かっていることだ。にしても、ここまで拗れていたりすると……これからどうなっていくのかが不安なところだ。


どうでもいいところで起こっているのなら、「別に私達には関係無いことだから」って済む。ただ、優香と結憂さんのことが思い切り拗れているわけだ。


なかなかの直近で起こっていて、立場としても喧嘩されると面倒臭いことにしかならないところで起きちゃっているわけで……


関係無いから放置するなんていうことは絶対に出来ない。

出来ないことはないとしても、優香を見捨てることと同じことだと考えると、私個人としては優香のことを平気で見捨てるというのは、自分自身が許せなくなることだ。



「まだ大学生の千春に任せるようなことじゃないのは分かってる。本当に悪いと思ってる」


「………………別に。やりたいからやってるだけ」


「多分、優香はどこまでも突っ走っていっちゃうと思う。千春のことを守るために、千春にちょっとでも危険が及ばないようにするために」


「…………………………………………………………」



そんなことは分かっている。


だから、私に何が出きるんだろうっていうことで悩んでいる。強くなるだけで良いんだろうか……?っていう悩みもある。

強さだけなら優香の方が圧倒的に上だ。クエストバーサーカーとしても、心の強さとしても……優香は年相応では無いと思う。21年という人生で作られる人格ではない。


何十年という人生で、世界の色々な闇を見てきたような………何とも言えない怖さという強さを持っている。


昔から優香のことを見てきたけど、昔から非情なところを持ち合わせていたわけじゃない。クエストバーサーカーを始めてから、優香は……良くも悪くも変わっていった。

クエストバーサーカーを始めると、命のやり取りが当たり前になる。

そのせいで他人に対して情けを掛けたり、殺すということについて、「人殺しなんて良くない」という概念は無くなっていく。


優香に関しては、それがかなり顕著になっている。優香の他人に向ける刃は、今まで何人と見てきたクエストバーサーカーや敵の刃よりも、遥かに重くて鋭い、憂いを帯びた刃だ。


普段ヘラヘラしてるから、表面的な優香しか知らない人間にとっては信じられない話かもしれない。

普段は飄々としていて、常に笑っているような表情を浮かべているのは………内に眠る、暗い部分を隠すためなのかもしれない。


どんだけ付き合いが長いからって、他人のことを分かるなんて無理。それは優香も同じだと思う。私も優香のことを分からないけど、優香も私のことは全部は分からないと思う。



「…………ママ」


「ん?」


「どうしたら、優香を守れるほど強くなれるから。勿論、クエストバーサーカーとしてっていうのもあるけど……人間的な強さって意味でも」


「千春は十分に強いよ。もう少し、色々な世界を見るだけで一気に変わると思うよ。優香についていけば、優香のことを守れるような……そんな強さも得られるかもしれないよ」


「………優香、か」

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