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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {thirty-six}

(優香、結憂さんと喧嘩してなきゃいいけど……大丈夫かな?)



優香は結憂さんの居る、総督府の個室に呼び出されて増田瑞貴のことについて色々と言われているみたい。

私は部屋の扉の近くの通路の壁に寄り掛かって優香のことを待っていた。中で何を話しているのかは分からないけど………なんとなく、今回のことで説教じみたことを言われてるのは察しがつく。


そりゃログで残っちゃうんだから、殺害人数はごまかせないよね……



IQOSを吸いながら今か今かと待っていたら、優香が部屋から出てきた。出てくる瞬間に溜め息を漏らしていたから説教を食らっていたことは間違いないだろう。


私が優香のところに駆け寄ると、優香が抱き付いてきた。あまりに急なことでビックリして持っていたIQOSを落としてしまった。



「また、怒られちゃったよ~」


「やっぱり。流石に何も言われないとは思わなかったけどさ」


「そんな一般人を巻き込むなっていう方が無理だろ。あんな人通りの多いところで、よく分からない異界貴族九刃の上位者と戦っていたんだよ?多少なりとも手荒になるのは仕方無くない?」


「でも、私からしても………やり過ぎたかなっていうのはあるかな?優香なら、あそこまでしなくても増田瑞貴だけを殺すっていうのは出来たと思うし」


「それもそうだな」


「あのときは体が動かなくなっちゃったけど、ああやって背後を取られていたら、逆に好都合だなって思ったし。戦うことをしなかった私にも非があるはずなのにね」


「千春は悪くないし。後さ、お母さん……私が一人で倒したとか言ってるけどさ、千春も参戦していたんだから私と千春の手柄じゃん?私一人って……何を血迷ったことを言ってるんだか」


「えっ、でも、優香一人でやってたじゃん」


「良いんだよ。細かいことわ」


「細かいことって言ったって………報酬とかも私と折半になるんだよ?私なんてなにもしていないのに、ただ優香の怪我を治しただけなのに」


「十分じゃん。あれで毒とかあったら死んでたかもだし」


「無かったよ。毒なんて」


「あれま。まーまー、後でラーメンでもステーキでも奢ってくれれば全然いいよ~」


「はぁ~、相変わらず軽いところだけは変わらないよね……」


「軽いとか言わないでよ~。ちぃちゃん」


「その呼び方やめろ」


「ちぃ」


「やめろって」


「いいじゃん、ちぃって可愛いじゃん」


「優香に呼ばれると変な感じがする」


「ほー、なんかメンヘラの彼女みたいなこと言うんだね。女の私が言うのもあれだけど」


「そんな私ってメンヘラかな?」


「大学行く時の手提げバッグにクロミちゃんのぬいぐるみのキーホルダーつけてる時点で察しだよ」


「かわいいじゃん」


「しかも、なんか………ミカサがクロミちゃんの被りもの付けてるみたいなヤツだったし」


「かわいいじゃん!!」


「ミカサみたいなヤツがミカサのキーホルダー付けてるの面白いなって」


「それは言われるけど……別によくない?そういうの良くないよ」


「はいはい」

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