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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {twenty-nine}

やばいな……目ぇバキバキになっちゃったよ。完全にヤニクラだよ、これ。この状態で戦いたくないだけど。

私は壁に頭をくっつけて無言で息だけをしていた。ヤニクラって魔術で治せるのかな……普通に吐き気まであるんだが。



「本当に大丈夫……?」


「大丈夫……じゃないかも………」



すると、優香が私の頭に手を当てて魔術を使った。だんだんと気分がよくなって、吐き気も頭痛のような症状も良くなっていった。

魔術ってヤニクラも治せるみたいだ。もう、優香のタバコは吸わないようにしよ……治せるって言っても、優香のタバコを吸うたびにこんな風になるんだったら止めた方がいいよね。


それでも禁煙という選択肢はございませんが。えっ?そもそも、禁煙って何なんですか?っていうものよ。



いい感じに休めたところで、散策を再び開始した。私はヤニクラと戦っていたけど。


優香がビルの屋上に飛び乗ったので、その後を追うように私も屋上に飛び乗る。

優香、高所恐怖症のくせによく登れるよな……怖くないんかな?



「うわっ、風強っ」


「やっぱ高いな………うひゃっ」


「なんで登ったんだよ」


「上からの方が探しやすいかなって、思って………」


「高所恐怖症が無理すんなよ」


「これくらいなら無茶とは言わない」


「下も見なきゃいけないのに、全然見れてないじゃんか」


「代わりに見てよ、じゃあ」


「私だって高いところ無理だもん」


「何やねん」



私だって高所恐怖症だけどさ………優香が行っちゃったんだもん。行くしかないじゃん。一人で行動するのも怖いし。

優香がどんどん先に動いていくから、私はその後についていくしかないじゃん。主人公なのに先導する立場じゃないっていうのは、色々と言われるかもしれないけど。


主人公だからって先陣切って行動するとは限らないんだよ。私みたいに誰かの後ろについていって、そのサポート?みたいな感じっていうタイプも居るってことなのよ。


主人公だからこう!!っていうイメージを押し付けないほしい。そういうの、本当に良くないと思う。

ドラえもんみたいな感じでも良いじゃん。主人公がポンコツで、準主人公的な存在が頑張るっていう漫画やアニメみたいな感じでも。


ドラえもんに関してはドラえもんが主人公なのか、のび太が主人公なのか、よく分からないけど。アレはどっちなんだ?



「んー、ここからでも何が居るか分からないな……人が多すぎるんだよな……今のところ、気配とかも一切感じないし……」


「さむっ」


「えっ?」


「ちょっと風が冷たくて……肌寒い……」


「動けば温かくなる」


「なんで無駄に体育会系思想なの、ウザいんだけど」


「私だってちょっと寒いなって思ってるけど、そんなのちょっとした辛抱だよ」


「うぅぅぅ……………!!」


「ウンコ気張ってる時みたいな声出さないで貰っていいかな?腹痛時のウンコ気張ってる時みたいな声」


「ウンコウンコ連呼しないでよ。うるさいな。そんなにウンコしたいなら、さっさとしてこいよ」


「別にウンコしたいわけじゃないけど………朝したし」


「知らねぇよ」

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