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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
~創世と創星の災禍~

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re.cord {twenty-two} touch

「…………………んにゃ?」


「今度はなに?」


「茂みのところから誰か来るよ……」


「えっ?ずっと聞こえている鳴き声の主の何かじゃないの?」


「いや………………人だね」


「えっ?嘘でしょ…………?」


「でも知ってる人だよ。芽郁さんの気配だし」


「えっ!?芽郁さん!?」


「うわっ、えっ!?なんで優香と千春がこんなところに居るの!?ここって希世乃以外に誰も来れないはずじゃ……」



茂みの中から頭に葉っぱを絡ませた芽郁さんが現れた。

昔から容姿が一切変わらない若々しい見た目をしている。流石はクババ……世界創世の女王であり、神様なだけあるわ。


元から童顔っぽい感じだから、普通に高校生くらいに見えなくもない。

制服着ても違和感ないくらい見た目が若い。神様だから不老不死みたいなところあるんだろうから、見た目だけじゃなくて体も若いんだろうけど。



「あっ、ご無沙汰っす」


「あぁ、うん。私も美紅から言われて来てるんだよ。実は。多分、総督府とか王宮には希世乃しか奥地に行けないってことになってるけど……私も行けるんだよね」


「そうなの!?」


「うん。一応はクババって呼ばれてるだけあって、世界の理を少しくらいねじ曲げることくらいは出きるよ。ただ、ここの結界は特殊すぎるから私でも解除したりするのは無理だったけど」


「芽郁さんでも無理だったのか………」


「何よりも一応は普通の人間である希世乃が行けるのがおかしい。神水術って何?って話だよ。私もチラッと聞いたことがない」


「クババって意外と全知全能ってわけでもない」


「そんな何でも知ってるオバサンじゃないよ」


「芽郁さんの見た目でオバサンって言ったら、世の中のアラサーはガチギレっすよ」


「どういうことよ」


「どう見たって高校生くらいにしか見えないっすもん。髪の毛染めてるだけの素行不良の高校生みたいな」


「褒めてるの?ディスってるの?どっち?」


「ディスってます」


「言ってくれるねぇ~って言って、ちょっとお仕置きしたいところだけど………優香も色々と特殊な存在だからね。見た感じ、濡れてるわけでもないし……千春もここにいるっていうことはここの結界を何にもしなくても水の上を千春をおぶって歩いてきたってとこでしょ?」


「そうっすね。歩いたり走ったりしながらっすけど」


「私ですら水の中潜ってきたのに………やっぱ、優香はあの美紅が「優香だけは本当に何も分からない」っていうだけあるわ」


「なーんにも分かんないねぇ~よ」


「それ、若い頃の美紅にソックリな喋り方だね。結憂とかが中学生くらいの頃の」


「とんだ隔世遺伝っすね」


「やっぱ、結憂よりも明らかに美紅に似てるんだよな……地毛が真っ黒の美紅って感じがする」


「ふーん」


「えっと……2人が行くことは美紅は知ってるの?」


「じいちゃんからは行けたら行っていいって言われてる。行けなかったら帰ってきてって言われました」


「なるほどね。私からも言っておくわ。お前の孫娘、とんでもない奴だって」


「あまり能力に関しては言わないでほしいっすね」


「言わないでおくよ。そもそも言えるだけの知識とかも無いしね」


「あざまるっ!」

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