表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
双魂雷神戦禍譚(TWINRAY・REAL・THE・FAITH)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5362/30548

re.cord {one} CAR-TOON

「いってきまーす」


「いってらっしゃい」



玄関へ出ると、ドアの近くの壁に人が取り掛かっていた。知らない人じゃない……寧ろ、昔から付き合いのある人物だ。



「散歩かな?千春」


優香(ゆうか)。マジでそろそろ不法侵入で訴えるよ?」


「えっ……?別に良くない?家族ぐるみの仲じゃんか」


「そういう問題じゃないんだよ」



そういうところが割とお構い無しなんだよね。優香は。そこら辺も多少なりとも気を使って欲しいところではある。

普通に自分の家みたいな感覚で居るから。お母さんも「別に良いよ~」みたいな感じのスタンスで居るし……


そんなコイツは赤城(あかぎ)優香(ゆうか)


さっきまで話していた結憂さんの娘。こんなんでも長女で下に妹が居るからね。今年で小学2年生だったか。優香が私よりも1個上なんだけど。

お母さんの2個上である美紅さんの孫にあたるわけだ。お母さんとそれだけの歳の差しか無いのに、まさかの私よりも年上の孫が居るというのが驚き。


赤城家、割と結構早い方だからね。


結憂さんは「大学は行く意味が無い」って言って高卒でそのまま独立しちゃったしね。

結憂さんくらいまで人脈とかカリスマ性とか……そこら辺全部持ち合わせていたら大学なんて行っても無駄だしね。金を稼いだりするのに学歴なんて関係無い時代だから。


そんな家柄の出身なんだから、優香も優香で色々と気にしてほしいところはあるよ。



「それで、何の用なの?」


「総督府から呼び出しがあるんだけどさ。これからのことについて。結憂さんと千明さんからの通達だって」


「えぇ……」



私はドアに寄り掛かってズボットのポケットからIQOSを取り出した。加熱しながら優香と話していたら、優香が私の家に不法侵入してきた理由が分かった。


総督府からのお呼び出しらしいな。

総督府……私も嫌いなんだよな。多分、結憂さんも千明さんも色々と疑問に思っているんだろうし、美紅さんも裏で動いているみたい。


その過程でとりあえず総督府の中枢を担っているって感じなのかな?ほぼほぼ牛耳ってるっていう感じですけど。

仮に何かあったとしても、あそこまで占領しているんなら裏の繋がりとかも分かるかもしれないのに……それでも分からないことがあるのか。


美紅さんは何も言わないけど、動く時は行動力と進捗のスピードがエグいから。そんな人でも肝心な情報までは掴めないってことなんだよね、現状は。



「私だって嫌だよ。あんな何が何だか分からなくなってきているクソみたいな場所に行きたくないよ。ばあちゃんからも「総督府はもう終わりかな」とか言ってるし。ママに関しても「しんどい」ってLINE送ってくるし」


「それ、娘に言ってもねぇ……」


「色々あるからストレス溜まってるんでしょ。年齢的にもイライラしやすいし。あれ?シャゼラさんとかは大丈夫なの?」


「適当に理由付けて断ったるよ。姉ちゃんの子供の行事で行けないとかなんとかって言って」


「美奈子さん、上手く利用されてるの草」


「良いんじゃない?別に。全部が全部が嘘ってわけじゃないから。総督府側も咎められないでしょ」


「そりゃそうだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ