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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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Re.ASCENSION【 28 】













▣ ▣ ▣ ▣ ▣ ▣














シャゼラが豪快に破壊した扉の先に進みました。中はとっても冷えております。冷房効きすぎじゃね?って思うくらいに寒い。電気代めっちゃ食いそうな温度設定にしてるんかな。



「あぁ………寒っ」


「大丈夫ですか?兄様」


「インナー1枚と薄い上着1枚は流石に寒いな……」


「こんなに冷えるとは思わなかったですもんね」


「さっき汗めっちゃ掻いたせいで余計に寒いんだけど……」



寒がってるお兄ちゃん。シャゼラも寒くて少し震えている。お兄ちゃん、さっきまでの威圧感はどこへやら?って感じで上着を萌え袖にしてプルプルと震えている。


なんか、生まれたての小鹿みたいで可愛い。


シャゼラはスカートのポケットに手を突っ込んで「寒い……寒い……」ってボソボソ何か言っている。



「はぁぁ………寒いし、人の気配はしないし……なんか異様に静かだし」



広々としていて綺麗な装飾がされたエントランス。天井にはシャンデリアが並んでいて、女神か何かをモチーフとしたであろう壁画もあった。金細工っぽい感じも見受けられた。


けど、それ以外に特に何かあるわけでもなかった。

豪華な内装の割には殺風景な印象だった。場所が場所だから物を置きたくないっていう人も居るかもしれないし。


玄関がゴチャゴチャしているのは私も嫌いだから何となく気持ちは分からんでもないが。



スカートのポケットからタバコの箱を取り出して、そこから1本咥えて火を付ける。

火災報知器とかあるんかな?それが鳴って出てきたりとかしてくれれば良いんだけど。スプリンクラーで多少濡れる分には構わないし。



「ふぅ…………」


「姉様、姉様」


「なに?」


「私も1本欲しいです」


「あぁ……うん。良いけど」



前にお兄ちゃんから貰ったのを吸ったのを切っ掛けに私とか程ではないが、ちょいちょい吸っているシャゼラ。一応は非喫煙者っていう扱いにはなっているんだけど。


週に1本とかそんなもんだしね。


シャゼラにタバコ1本とライターを渡す。意外と様になるんだよな。見た目が男だからっていうのもあるのかもしれない。

お兄ちゃんもタバコ咥えながらプルプルと震えているし。全員、堂々と未成年喫煙をしているのはウケるな。


お酒とタバコは二十歳からという概念がどっか行っちゃってるんだよね。当たり前のように吸っちゃっているから。



「やっぱ、パーラメントの方が良いですね。兄様のIQOS借りたことありますけど、私は駄目でしたね」


「電子タバコ好き嫌い別れるから。煙の匂いも独特だから、同じ喫煙者でも嫌がる人は本当に嫌がる」


「てか、本当に寒いですね。なんなんですか?」


「室温に関しては私に言われても困る」


「兄様はどう思いますか?」


「だからと言って俺に振れという意味ではないと思われ」


「それよりも大丈夫ですかね?スプリンクラーとか出てきたらビチョビチョになっちゃいますけど」


「んー、大丈夫じゃないかな?それっぽいの見当たらないし………」


「あのぉ~すみませんねぇ~?ここ、建物内全面禁煙なんですよぉ~?」


「………………………………………」



やっと来たか。

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