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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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Re.ASCENSION【 15 】

「話題的には良いことなんでしょうけど、ちょっとなんか……さっきの兄様はキモかったです」


「いちいちネチネチうるさいなー、あんたら」


「えー、キツかった仕事ですよねー?んー、あっ、全編英語の楽曲のカバーはキツかったですね。ディズニーのあの………アレです。ホーンテッドマンションのガイコツ出てくるヤツです」


「あー、ナイトメアか。アレ、じみに大変だったな。私とか英語の発音できなさすぎてキツかったし。それにライブで生歌でやらされた時は本当に困った」


「シャゼラ、まさかの英語喋れなかったしね」


「私、英語じゃなくてフランス語話してたんで」


「なんでイギリスに居たのにフランス語なの?」


「色々と事情があったんですよ」


「この話題は掘り下げても意味無さそうだから良いや。話を戻そう」


「そういう言い方されると、ちょっと傷つくんですけども?」


「ここに居る3人は他人を思いやる発言が出来ないキチガイしか居らんから仕方無い」


「兄様、サラッと自虐込みでディスられると反論しにくいんですけど」


「でも、本当にキツかったよ。発音できないと次の歌詞とかリズムとかズレてくるからさ………けど、それやってからは洋楽のカバーとかは少し楽になったけどね」


「初めての洋楽カバーみたいなものですしね」


「なんでよりによってディズニーを選んだのかは知らないけど。なんで?お兄ちゃん」


「嫌、他のお偉いさんとかと話したりした時に「楓に洋楽とか歌わせるのはどうか」という話が上がったら、まぁ大丈夫だろうってことになって………飲み込み早いメンツだから何とかなるかなって思ったら何とかならなかった」


「私達を器用貧乏とか思ってらっしゃる?なんでもそつなくこなせるタイプだと思ってらっしゃる?楓なんて色々な意味で不器用過ぎる人間しか居ないことはお兄ちゃんが一番よく分かってるでしょ?」


「あそこまでとは思わなかったんだよ。シャゼラ一番出来ないとは思わなかったし」


「見た目だけで判断しないでくださいって言いましたもん」


「嫌、イギリス住んでたら最低限の英語は出来るとは思うだろうが。なんでフランス語しか出来ないんだよってなったよ。フランス語の楽曲とか日本じゃマイノリティだからカバーするつもりないのに」


「そもそも少し習ってるくらいだしね。日常会話が成立するのかって言ったらビミョーなとこだし」


「シャゼラ、一番話せる日本語すらも危ういじゃん。その日本語ですら日常会話成り立っていないじゃん。救いようないじゃん」


「あっ………その………そこまで言わなくてもいいじゃないですか………泣きますよ?」


「お店で泣かないで。それと、一応は仕事中なんだし」


「泣かせるようなことを言ったのは姉様じゃないですか」


「お兄ちゃんもだろうが。てか、お兄ちゃんの方が酷いこと言ってるだろ。弾数少ないけど、一つ一つがメンタルに突き刺さるようなことばっかりじゃん」


「兄様は性格悪いの知ってるので」


「最前線組で性格良い奴なんて居ないわ」


「それなのそれな」

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