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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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Re.ASCENSION【 6 】

感情的になると、どうしても殺さないようにって意識していても………ついつい加減というものを忘れてしまう。さっきのヤツは本気でイラついたな。


なんなの?あの自分は場数踏んでいますよアピールは。餓鬼がどうたらって言っていたけど、その餓鬼に一撃で吹き飛ばされて即死している程度の奴が言う台詞じゃねぇだろうが。


ちゃんと相手を見極めて口は開いた方がいい。


そんな感情のコントロールが上手くできるタイプじゃないんだから。十代の餓鬼を相手にしている自覚はあるのに、そういうところまでは予測できねぇんだなって思うわ。


シャゼラも返り血浴びて、顔が真っ赤に染まっている。自分が浴びないようには出来ても、流石に周りにまで気を遣っていられないわ。


血の臭いを付けると、その臭いを嗅ぎ回って追跡してきては不意討ちとか仕掛けてくるゴキブリみたいな陰険な奴等も居る。


だから、下手に血を浴びるようなことはするなってシャゼラには何回も言ってるんだけど。センスはずば抜けていても経験が浅いから。色々なことを同時に考えながら判断して立ち回るっていうのは……まだ出来ないのかも。


まぁ、場数こなせば一気に成長するタイプだろうけど。









___バシュンッ………!!____










「あら?こっちも終わってたん?」


「兄様!!」


「お兄ちゃん………って、なんでお前も全身血塗れなんだよ。お前が「相手には血の臭いで後を付けて不意討ちを仕掛けるタイプの奴居るかも」って言ったんだろうが。言った本人が何やってんだよ。矛盾してるにも程があんだろ」


「仕方ないじゃん。付いちゃったんだもん」


「付いちゃったじゃねぇだろ」


「てか、シャゼラも何で血塗れなの?そんな激しいことしたの?」


「姉様の巻き添えを」


「コイツ、周り見て動かねぇからな。ポンコツだから。自分が良ければ……っていうとこあるし。んで、自分が気に食わなかった時だけキレるし。いちいち文句垂れることしか能が無いんかなって思う。最低限の感情のコントロールも出来ない情緒不安定な奴が語るなと言いたい」


「妹に対してそこまで言う!?」


「なかなか辛辣すぎません?流石に」


「だって俺、歩く不適切だもん」


「何開き直ってんだよ。本気でブッ殺してやろうか」


「家帰ってからにしてよ。こんなとこで内輪揉めしてて不意討ちでも食らったら洒落にならんもん」


「テメェから煽ってきてんだろうが」


「お前、そんなイライラしてるんなら帰れ。イライラしてて状況把握も出来てねぇし。そもそも、返り血とかも交戦しているお前が気を付けんだよ。何でシャゼラに避けろとか何とかっつってんだよ。そんな馬鹿みてぇな理屈並べてんなら二度と案件受けんなよ。柊さんとかジジイとかにも言って、絶対に関わらせねぇから」


「あぅ……………えぅ…………」


「ハッキリ喋れや」


「兄様も怒りすぎですって」


「嫌、俺は綾音(コイツ)くらいの相手なら、敵と戦り合いながらでも全然イケるわ。だてに場数と年数こなしてねぇわ。綾音、泣くならウゼェから帰れや」


「……………帰らねぇよ、チッ…!!くそ兄貴がよ……!!」


「はいはい」


「ひ、久し振りにバチバチの兄妹喧嘩見ましたよ……」

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